「ヴィンチェンツォ」「シーシュポス」序盤放送時点:韓国での評判・視聴率・視聴感想

韓国ソウル在住
ブロガーMisa
Netflixで日韓同時に配信中のドラマ「ヴィンチェンツォ」「シーシュポス:the myth」について4話終了時点での韓国での評判・視聴率・視聴感想を紹介します。

はじめに

韓国のテレビ放送直後に、日韓で同時にNetflix公開しているドラマ「ヴィンチェンツォ」「シーシュポス:the myth」。内容がわかりにくいタイトルだけに、「面白いの?どうなの?」と思っている方も多いはず。

「ヴィンチェンツォ」「シーシュポス」両作品とも、なんと、それぞれ200億ウォン(約20億円)という多額の製作費が投入された作品。

現在、韓国で2週目の放送が終わり、4話まで終了したところ。今日は、この2作品の現時点での韓国での視聴率・評判・視聴者の声などを紹介していきたいと思います。

ただ、最初にお伝えしておくのですが、基本的に韓国視聴者の評価は厳しめ。

特に、Netflix同時配信作品は、海外で受けそうな作品を選択しているからか海外での評価ほど、韓国での評価は高くない傾向にあります。今回の二作品についても、ネット上で確認できる作品の評価は、日韓で結構差があると感じています。

ということで、主に

韓国ではドラマがどんな観点で、どのように評価されているのかが気になる!
本当に自分に合った作品だけを選んで視聴したいので、マイナス評価も含めて知っておきたい

という方向けの記事になります。「すでにこの二作品にハマっている」という方は、このままそっとページを閉じて、作品をお楽しみくださいね。

それでは、早速、簡単に作品の概要に触れながら、韓国での評価をご紹介していきたいと思います!

「ヴィンチェンツォ」あらすじ・キャスト

「ヴィンチェンツォ」は、イタリアのマフィア一族の側近である弁護士、ヴィンチェンツォ・カサノ(ソン・ジュンギ)が、韓国にやってきて

韓国の「悪」と戦うストーリー。世界敵な悪の組織であるマフィア出身のヴィンチェンツォが「悪は悪のやり方で悪を一掃する」というところがポイントのようです。

毒舌で勝負欲が強いトップ弁護士である女性主人公チャヨンを演じるのは、チョン・ヨビン。

ドラマは「メロが体質」という作品含め、まだ3作品目の出演で、韓国でもまだそこまで知名度が高くない女優さん。

なお、この作品、ポスターや1話の予告編からは、重みのあるサスペンス系かと思わせておいて、実はブラックコメディー。

また、注目のキャストとしては、オク・テギョン(2PM)、「梨泰院クラス」のチャン会長ことユ・ジェミョンさん、

ソン・ジュンギとプライベートでも仲良しの、「愛の不時着」ピョ・チスこと、ヤン・ギョンウォンさんも出演しています。

「ヴィンチェンツォ」韓国視聴率・視聴者の声

「ヴィンチェンツォ」の4話までの韓国視聴率は以下の通り。

1話:7.7%
2話:9.3%
3話:8.1%
4話:10.2%

同じ枠の前作「哲仁王后(チョルインワンフ)」が15%超えのヒットを記録したため、

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その流れも受けて、初回から高めの視聴率を記録。予告のイメージと違う内容に、賛否ありながらも、印象的だった3話のラストを受けて、最新4話では10%を記録しています。

韓国視聴者の声
ソン・ジュンギの顔・演技を見るだけでも十分な価値がある
コメディが多少滑ってる感じがあるが、だんだん面白くなってきた
女性主人公のチョン・ヨビンのオーバーな演技が気になる
ということで、実は1週目は「この作品のジャンル何??」といった声や、「ギャグが中途半端」「ソン・ジュンギ以外のキャストが弱い」といった批判的な声が多かったのですが、2週目にはストーリーがテンポよく展開していったため、最終4話終了時点では、今後の展開を期待する声が比較的多くなってきています。
初回から、安定的な演技と歳を取らないお顔・お肌の美しさに、応援の声が多いソン・ジュンギ。
そんなソン・ジュンギの相手役ということもあって、手厳しい声が多いチョン・ヨビン。5話以降の変化に期待したいところ。

なお、この作品は、最高視聴率22%を記録したアクションコメディ「熱血司祭」の作家が脚本を手掛けています。

ヒット作の脚本家でありながらも、本作品のギャグ部分については、ちょっと好みが分かれる感じがあり、そこが合うかどうかがこの作品のポイントだと思います。

ただ、ドラマならではの痛快なアクションや復讐劇は、最近のヒット作「悪霊狩猟団 カウンターズ」にも通じるような爽快感もあり、「悪が悪のやり方で悪を退治する」というテーマをどこまでテンポよく、痛快に描けるか?が今後のポイントになりそうです。
ソン・ジュンギは、前作の「アスダル年代記」でも、多額の製作費・豪華キャストを投入した作品だったにもかかわらず、大コケしてしまったこともあり、私も、初回放送では「これはちょっと滑ったかも…」と思ったのですが、4話終了時点でやっと、少し先が期待できる感じになってきました。
これはまず、4話までを一気に見ることをおすすめしたい作品です。
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빈센조(ヴィンチェンツォ)
tvN 土・日ドラマ 2021年2月20日〜4月25日 21:00〜
HP
*写真はtvNのHPからお借りしました。
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「シーシュポス:the myth」あらすじ・キャスト

「シーシュポス」は、国民的知名度の人気を誇る天才エンジニアであり、会社代表でもあるハン・テスル(チョ・スンウ)が、

彼を救うためにやってきた女性、ソヘ(パク・シネ)との出会いで、様々な事件に巻き込まれていくSFファンタジー作品。

キャストは、「秘密の森」でもチョ・スンウと共演したテ・インホさんや、「応答せよ」シリーズでおなじみのソン・ドンイルさんなども出演しています。

この作品は、ケーブル局JTBCの「10周年特別企画」という冠がつけられており、先に述べたとおり200億ウォンもの製作費を投入している作品。

そのため、1話からスケールの大きな設定や、派手なアクションシーン、CGシーンが続くのが特徴です。

「シーシュポス:the myth」韓国視聴率・視聴者の声

「シーシュポス:the myth」の4話までの韓国視聴率は以下の通り。

1話:5.6%
2話:6.7%
3話:6.2%
4話:6.2%
初回放送の数字は、JTBCのドラマの初回放送としては歴代2位の数字。ただ、チョ・スンウという超人気俳優の主演作であるということを考えれば、妥当な数字とも言えます。
「秘密の森」の感情表現がほとんどない検事、ファン・シモク役から、喜怒哀楽が激しいラフでカジュアルなハン・テスル役のギャップは、この作品の見どころの一つ。

しかし、いくら多額の製作費をかけた豪華な映像、超人気俳優の出演作でも、それだけでは決して満足しないのが韓国視聴者。

4話放送終了時点での、韓国の視聴者の「シーシュポス:the myth」に対する評価はかなり厳しいものになっています。

韓国視聴者の声
不自然な演出、セリフが多く、没入できない。音楽の選択も微妙。
アクションシーンがお粗末。質の低いCGにもがっかり。
チョ・スンウという素晴らしい俳優が出演しているのに、このクオリティは残念過ぎる。どこに200億ウォンかけたのか。
私も、初回から映画並みの映像の迫力に驚きながらも、よく見ると細かい台詞や演出が「ん?」と思うところがあり、ネット上の反応も同時に見ていたのですが、やはり演出や音楽などの細かいところが気になるという声が見られました。
1話はそれでもまだ、チョ・スンウのシーンに惹きつけられた人も多かったのですが、2話以降、特に演出の不備を指摘する声がどんどん大きくなっていきました。
チョ・スンウの出演作ということと、200億ウォンの10周年記念企画ということに対する事前の期待値が高かった反動とも言えるでしょう。
ストーリー自体も、斬新さを狙った内容なのですが、ここ最近この手の作品が増えてきているため、それらを観ている視聴者からすると、一つ一つの設定が他の類似の作品を思い出させてしまいます。

とはいえ、やはり一番の問題は演出。

演出は「検事プリンセス」「主君の太陽」「ドクター異邦人」「青い海の伝説」などを手掛けたベテランのジン・ヒョクPD。

SFという新しいジャンルのせいなのか、撃てる距離でなぜか撃たない敵や、早めに世界観や設定を視聴者に理解させるべきタイミングでの不必要と思われるシーンの多さなど、韓国視聴者からは演出に対する指摘が相次いでしまっています。

今の視聴者の反応を見ていると、これまでチョ・スンウ目的で我慢して観ていた人たちもついに離脱し始めており、ここから視聴率を上げていくのはなかなか難しいのではないかという印象。

キャストのファンという方以外は、一旦最終話まで終わってからの反応を観て、一挙観するかどうかを判断しても良いのではと思います。

せっかくのチョ・スンウのドラマなので、ここから何とか巻き返してほしいものです…!

시지프스:the myth (シジプス:the myth/邦題:シーシュポス:the myth)
JTBC 水・木ドラマ 2021年2月17日〜4月8日 21:00〜
HP
*写真はJTBCのHPからお借りしました。
チョ・スンウ&ペ・ドゥナ主演「秘密の森シーズン1」の台本集①

2021年2月スタートドラマ:全体の感想

2021年2月は、他にも新しいドラマが続々とスタート。今回は、Netflixで日韓同時配信作品ということで、「ヴィンチェンツォ」「シーシュポス」の二作品を取り上げたのですが、私個人的には、新ドラマを一通りチェックした結果、今回も残念ながら「オススメしたい高評価の作品ほどNetflix配信ではない」という結果になっています。

「ヴィンチェンツォ」「シーシュポス」ともに、韓国国内より海外での評価のほうが高いようなので、Netflixの戦略としては正しいのかもしれませんが、韓国で人気の作品を日本の友人とも分かち合いたい私としては、なんとももどかしい感じ。。

一方で、今回も、新ドラマに対する韓国視聴者の評価を見ていて、やはり韓国視聴者の支持を得るには、「ストーリーの魅力・シナリオの完成度・斬新さ」すべてが重要であり、それ以外の要素(俳優の人気、設定の派手さ)だけでは十分ではないということを改めて感じました。

韓国国内で作品がヒットする条件については、こちらの記事で詳しく解説

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しかし、何より一番の本音はこちら(笑)

時空、警察、サイコ系は、もうお腹いっぱい〜〜(泣) 素朴で温かい名作の登場を首を長くして待っています><

まとめ

ということで、Netflixで日韓同時配信中の「ヴィンチェンツォ」「シーシュポス」の韓国での評判・視聴率などについて紹介しました。
私は一応、両作品とも最後まで追いかけるつもりなので、もし最終的にこれはヒット!という感じになったら、また別途紹介記事にしたいと思います。(記事化しなかったら、お察しください…笑)

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