ミュージカル「ユミの細胞たち」ソウル公演レポート:あらすじ・名場面動画・チケット予約方法

韓国ソウル在住
ブロガーMisa
2026年8月23日まで、ソウル・芸術の殿堂で上演中のミュージカル「ユミの細胞たち」。実際に2回観に行った私が、あらすじ・名場面・キャストの選び方・チケットの取り方まで、日本のドラマファン向けにまとめました!

この記事は、ドラマ「ユミの細胞たち」が好きな方に向けた、ミュージカル版の解説記事です。「観に行きたいけど韓国語が不安」という方にも、「行けないけど内容は知りたい」という方にも読んでいただけるように書きました。ネタバレはありません。

まずは、これを見てください。

ミラーボールが回って、お尻をくねくねさせて、セクシーな踊りを繰り広げるのは・・・そう、下心細胞!!
これが、ミュージカル「ユミの細胞たち」1幕後半の名場面です。観客席もかなり盛り上がったシーン!!

ドラマでも強烈キャラだった下心細胞ですが、人が演じるとまた違う面白さがありますよね!?
しかも、下心細胞のキャラを知っているから、言葉がわからなくても、ユミファンなら思わずニヤニヤして(笑)、楽しめるはず!

私はこの公演、2回観ました。


ユミは大好きなものの、ミュージカル自体はそこまで得意ではない私。「細胞を人間が演じるってどうかなあ・・」半信半疑ぐらいの気持ちで1回目を見ましたが、なんとエンディングでは感動して涙が!

そして、終わったあとには「違うキャストでも見たい!」と思い、すぐに2回目のチケットを取ってしましました。それくらい良かったのです。

そして観ながらずっと思っていたのが、これは日本のユミファンにも絶対見てもらいたい!!!ということ。
ということで、久々にブログを書くことにしました。

公演の基本情報

タイトル뮤지컬 유미의 세포들(ミュージカル ユミの細胞たち)
公演期間2026年6月30日〜8月23日 ※創作初演
会場芸術の殿堂 CJトウォル劇場(예술의전당 CJ토월극장/1,004席)
上演時間160分(インターミッション20分を含む)
料金OP席・R席 160,000ウォン/S席 120,000ウォン/A席 80,000ウォン
原作イ・ドンゴン「ユミの細胞たち」(全512話)
演出ヤン・ジョンウン
脚本キム・ガラム
作曲チェ・ジェグァン
音楽監督キム・ソンス
制作サムカンパニー、スタジオN

どんな内容?

主役は細胞たち・シーズン1の話
→ 細胞村がメインで、描かれるのはドラマのシーズン1。ウンとの恋と、そこに現れるセイのエピソード。みなさんがすでによく知っている、あの話です。
 「109細胞」というオリジナルキャラクターが登場。
→原作にもドラマにも出てこない、ミュージカルだけの細胞。しかも、ほぼサブ主人公級です。

あらすじの詳細は、記事の後半でしっかり書きますね。

音楽監督のキム・ソンスは、Netflix「イカゲーム」の音楽に参加した方。

そして、公式ポスターを手がけているのは日本のアーティストです。

吉田ユニさんという方で、実は私も今回まで存じ上げなかったのですが、身近なモノを大量に並べたり組み替えたりして、ひとつの顔や風景を作り上げてしまうグラフィック作品で知られるアートディレクターさん。星野源さんや米津玄師さんのCDジャケット、資生堂の広告などを手がけている方です。

そして何より驚いたのが、企画から5年かけているということ。

実は私も、2023年のショーケースに参加。企画段階のキャラクターや歌を小さな劇場で見て、フィードバックするというもので、丁寧にファンの意見も取り入れながら、企画を練り上げていったのです。(なお、キム・ドフンはこのときのみで、結局本キャスティングならず・・)

2021年から開発が始まって、全512話の原作を160分に圧縮して、ナンバーは全25曲。ショーケースの時から歌は好評でしたが、さらに練り上げて完成度が高められていました。

韓国語がわからなくても、十分に楽しめます

「でも、韓国語わからないし・・」「ミュージカル見たことないしな・・」というあなた!!!

韓国語がわからなくても、ミュージカル初めてでも十分に楽しめます!!!
ユミファンなら見ないと損!!!ちょっとでも気になってる方はGO!GO!

それが、この記事でいちばん伝えたいこと(笑)

中心にいるのは、ドラマでもう何度も見てきたキャラクターたちです。下心細胞はもう、出てきた瞬間に下心細胞(笑)。名探偵細胞も、ファッション細胞も、腹ペコ細胞も、シルエットと衣装だけで一発でわかるように作られています。ここは本当に見事。

礼儀(マナー)細胞と、名探偵細胞。出てきた瞬間にわかる(笑)

一番最初は、正直ちょっと、違和感がありました。

私たちが知っている細胞たちは、可愛らしいアニメーション。それが生身の人間の体になって、歌って踊る。最初の数分は「うーん・・」となる方もいると思います。

でも、ここからが上手いのです。

公演を通して、それぞれのキャラクターの魅力が伝わる見せ場と歌が、ちゃんと作られている。下心細胞にはあのパーティーがあり、ファッション細胞にも見せ場がある。

ひとつずつ見せ場を積み上げられていくうちに、いつのまにか人間版の細胞たちが「アニメとは別のもの」として愛おしくなってくるのです。

観終わったときの感覚は、大好きな「ユミの細胞たち」の世界が、もう一つ広がった感じ。この読後感が本当に良かったです。

大好きな理性&細胞コンビも、ミュージカル版では男女逆のキャスト。これまた違う愛おしさで、最高!!!

これからは、ドラマを見れば、このミュージカルの細胞たちの顔も一緒に浮かびそうです。

そして物語も、シーズン1で知っているお話。
大体のあらすじがわかっているので、歌と動きを見ているだけで流れが追えてしまうのです。細胞たちのキャラクターを知っているので、言葉が細かくわからなくても、それぞれが何に反応してるのはだいたい伝わるし、人間が演じるからこその違う魅力、コミカルさに目を奪われます。

だからこそ、言葉が不安な方は、この記事の後半で紹介するあらすじを頭に入れてから行くと、体験の質が段違いになります。

ちなみに、歌の場面には歌詞の字幕が舞台両脇のスクリーンに出ます。歌詞がまた本当に良いので、韓国語を勉強中の方には嬉しいポイント。(ただし字幕が出るのは歌のあいだだけで、セリフには付きません)

知ってる話だけど、新しい感動!!

「ユミの細胞たち」の世界観をきちんと活かしながら、まったく新しいコンテンツとして楽しめる。これが本当にすごい。一つのIPを利用した多展開のお手本!と言いたくなります。

ウェブトゥーンがあって、ドラマがあって、劇場アニメがあって、そしてこのミュージカル。同じIPを別のメディアに移すとき、たいていは「あの感動をもう一度」で終わってしまう。でもこの公演は、そこで止まっていません。

知ってるキャラクター・物語を新しく表現

例えば、先ほど紹介した理性細胞・感性細胞のコンビについても、キャラクターの特性をそのままに、感性細胞を男性、理性細胞を女性の俳優が演じることで、また違う面白さがあったり・・・

「ウンとセイの関係を疑って、ユミが不安になる話」も、展開の大筋は同じでも、表現はドラマとは全く違います。

特に!!ミュージカルのセイは、パク・ジヒョンが演じたドラマのセイの100倍ぐらい憎たらしい!!!(笑)

リアリティも重視するドラマの描き方とは違い、ミュージカルではユミの揺れる心、セイの嫉妬心が歌や踊りを交えてコミカルに表現されます。

大事なところは、セリフごと残っている

そのうえで、原作やドラマで描かれた名場面は、そのまま出てきます。
この作品が大事にしてきたメッセージも、セリフそのままで再現。

新しい表現で思う存分楽しませてもらった後に、原作・ドラマ・映画すべてを通じて変わらない、この作品の核となるメッセージがそのまま登場する。

この流れに思わずグッと来てしまい、最後には気付いたら涙が出ていました。

新しい感動、でも変わらないメッセージ。原作の良さを活かして、新しい表現で楽しませる。この絶妙なバランスを5年かけて探したんだろうな、と思いました。

2回目を観に行ったときは、1回目より明らかに歓声が大きくなっていて、私のようにリピート観覧の人が多いように感じました。
観に行った人は、とても満足度の高い公演だと言えるのではないかと思います!!

あらすじ

ここからは、物語の流れの大枠をご紹介します。核となるネタバレはありませんので、公演を観る前の事前学習としても活用ください!

まず、冒頭の細胞たち登場シーンの「私たちが作った世界」という曲。ユミの細胞村の細胞たちが一気に登場します。

そしてユミの登場。恋人のウンとも幸せに過ごしていて、経理チームから広報チームへの異動を打診され、仕事も恋も順調。

ユミ役は私の一押しのキム・イェウォンバージョンでご覧下さい

ミュージカルだけのオリジナルキャラクター「109細胞」

そんな時、ユミの細胞村に、ある日突然現れるのが「見習い細胞109」

名前も、役割もない細胞です。プライム細胞である愛細胞に憧れながら、ユミのために自分にしかできない仕事と、自分の名前を探そうともがいている。そして直感細胞によって、この109がユミと細胞村を守る唯一の希望として指名される――というのが、公式が出しているあらすじの範囲です。

109役で、より「見習い」っぽさが似合っていたチョン・テグン(VIXX:レオ)バージョン

ユミの物語と並走して、109が自分の名前を探していく話が、この舞台のもうひとつの軸になっています。

名前の由来がまた良いのです。
チェ・ジェリム本人がインタビューで話していたのですが、劇中でユミの誕生日は1月9日。それを数字にして「109」。ユミと同じ日に、一緒に生まれた細胞、という意味が込められているそうです。

じゃあ109は、結局何者なのか。
・・そこがこの舞台の重要なメッセージでもあります。そこはぜひ、劇場でお確かめください!

”マイナー”だけど、比重の大きいこの細胞たちも最高!

そして、そんな109細胞とともに行動するのが、不安細胞と名探偵細胞。
この2つの細胞のコンビが、本当にコミカル&芸達者で面白いんです!!!

25曲のナンバーの中で、私がいちばん好きなのがこの「マイナー・マイナー・マイナー」の歌。

メジャーな細胞の陰に隠れているマイナー細胞である、自分たちのことを歌う曲です。

名探偵細胞は、「社内お見合い」でもおなじみのイム・ギフンがおすすめ!(ダブルキャスト)

無視されてもダメージゼロ!私は信じる、自分たちのパワー。世界をひっくり返すのは私たちマイナー!!

歌詞が本当に良い!!!不安細胞のソプラノも素晴らしいし、踊りもコミカル。

愛細胞も主人公の一人

そんな順調に見えたユミの恋愛ですが、ウンの同僚・女友達であるセイの存在がちらつくようになり、ユミの不安が増殖していきます。

ユミがウンのオフィスでセイと遭遇するシーンは、ユミの葛藤とセイの底意地の悪さがコミカルの表現されていた本当に最高!大好きなシーンの一つです。(この部分は動画がないのでぜひ、会場でお確かめください!!)

そして、ついに「別れの時計」が動き出し、ユミの細胞村には「大洪水」が起きます。大洪水のシーンと言えば、ドラマシーズン1でも重要なシーンですよね。

愛細胞はユリアバージョン

なお、この舞台で、実は比重が大きいのが愛細胞。サラン〜♥

ユミのプライム細胞であり、ユミの恋愛の浮き沈みを一身に引き受けて、いちばん傷つき、いちばん動きます。それだけに、見せ場の多さでいうとユミ以上では?!という感じ。

こちらはキム・ソヒャンの愛細胞

やはり愛細胞といえば、空を自由に飛び回っているイメージ。それを再現するべく、マントや宙吊りなど工夫が凝らされています!
(冠はちょっとおもちゃっぽいけど 笑)

そして、ユミを必死に救おうとする109細胞がたどり着いた答えは・・
この動画には、あのドラマの名シーンも含まれています(観に行く方はぜひ、ここは会場で・・)

そして、感動のエンディングがあり・・カーテンコールではなんと!!!
ドラマファンなら歓喜する、最高のサプライズがあります!
こちらは、公式には映像化されていませんが、気になる方は、Youtubeで

유미의 세포들 뮤지컬 커튼콜

などと検索してみてください!!

キャスト

ユミ|ティファニー、キム・イェウォン
109細胞|チェ・ジェリム、チョン・テグン(VIXX:レオ)
愛細胞|キム・ソヒャン、ユリア
セイ|パク・シイン、ユ・ソリ
名探偵細胞|イム・ギホン、ユク・ヒョヌク
ウン|イ・ウノ
ファッション細胞|キム・ギョンソン
下心細胞|イ・ギョンウク
作家細胞|ヨン・ジヒョン
不安細胞|パク・ジンジュ
感性細胞|ハン・ジュンヨン
理性細胞|カン・ギョンヒョン
直感細胞|キム・ヨンウン
腹ペコ細胞|ヤン・ビョンチョル

ユミ・109細胞・愛細胞・セイ・名探偵細胞の5役がダブルキャスト。日によって出演者が変わります。

ちなみに私は、二回目はハマりすぎて、俳優の出待ちまでしてしまいました(笑)

素の下心細胞が、素朴すぎた・・!!ちなみに、イ・ギョンウクは「椿の花咲く頃」にも出演。

感性細胞を演じたハン・ジュンヨン(右)は、私の目の前でバスに乗って普通に帰宅してた・・笑

他にもみんな大好きになってしまい、プロフィールをチェック(笑)これから彼らの活躍を追っかける楽しみができました!!

2回観て両方観た、私的ベストな組み合わせ

日本から行くなら、正直まず日程ありき。それでも選べる余地があるなら、という前提ですが・・2回でダブルキャストを全部観たので、私の個人的ベストを置いておきます。

ユミ|キム・イェウォン
109細胞|どちらも違う魅力
愛細胞|ユリア
名探偵細胞|イム・ギホン(これは外せない)
セイ|ユ・ソリ(憎たらしさ最高)

ユミは、この舞台では実はドラマほどの出番の多さはありません。だからこそ、限られた出番の中で歌と芝居をきっちり成立させられるかが効いてくる。その点で、ミュージカルの演技としての安定感は、キム・イェウォンが抜群でした。

そして、109細胞もダブルキャスト。チェ・ジェリムとチョン・テグン(VIXXのレオ)は、優劣というよりまったく違う味
チェ・ジェリムはベテランとしての圧倒的な安定感と貫禄がありますが、「見習い」という設定では、レオもキャラクターにハマっている。2回観るなら、ここを変えるのがいちばん面白いはず!

そして意外と重要なのが、名探偵細胞とセイ。助演ですが、ここの面白さがスパイスになるので重要です。

コミカルさのキーを握る、名探偵細胞は、やはりドラマでもおなじみ、イム・ギホンがはまり役!(これ、キャスト選択で一番重要かもしれません 笑)

そして、セイはユ・ソリの憎たらしさ、振り切り度合いが最高でした!!

キャストの日程は、韓国の公演情報サイト「뮤킷(ミュキット)」で確認できます。

▼ こちらから確認できます
뮤킷(ミュキット)ミュージカル「ユミの細胞たち」公演スケジュール

チケットの取り方

日本から取るなら「NOL World」の英語サイト

いちばん現実的なのが、ここ。旧インターパーク・グローバルが名前を変えたサイトで、全編英語です。パスポートと海外発行のクレジットカード(VISA/Mastercard/AMEXなど)があれば購入できます。日本語UIは今のところありませんが、英語は平易なので、日本の方の利用も多いルートです。

▼ こちらから購入できます
NOL World|ミュージカル「ユミの細胞たち」

座席選びの注意

公式にも書かれていることなのですが、1階S席は一部の場面で視野妨害がある可能性があります。
それから3階席については、中央後方以外だと手すりで見切れる、という観客の声も出ています。予算が許すなら、R席かOP席が安心です。

両脇に歌詞の字幕が出るため、前でも左右に寄ってるよりは、少し後ろでもできるだけ真ん中の席がおすすめです!!!

Bブロック・7〜8列目の真ん中あたりがベスト。よく見えました!!

チケットの現地受け取りは、公演開始の1時間30分前からインターミッションまで。芸術の殿堂は敷地が広いので、余裕をもって行くのがおすすめです。

CJトウォル劇場は、入口入って奥のエレベーターで2階へに行くとチケット交換所・グッズ売り場・1階入口があります!!

グッズ販売

2階のチケット売り場の近くでは、グッズも販売しています。

私はパンフとエコバック。2回目にはバッチも買ってしまった・・(笑)

最後に

公演は8月23日まで。今からだと、旅程を組むにはかなりタイトかもしれません。

でも、何度も言いますが・・
言葉がわからなくても、キャラクターとストーリーさえ知っていれば、この公演は十分に楽しめます。

韓国語がわからないから、という理由だけで諦めてしまうのは、本当にもったいない!
ミュージカルだけは、現地に来ないと見られないし、今回を逃すともう二度と見られない可能性も高い。

ユミファンなら、このミュージカルを見れば、「ユミシリーズの集大成」として、大きな感動を得られるはずです。

この時期に、ソウルに来られる方は、ぜひ挑戦してみてください!
いや、むしろ、このミュージカルを観に弾丸でもお越し下さい!!!

もしかしたら会場で・・3回目を観に来た私と、遭遇するかもしれません(笑)

ドラマ「ユミの細胞たち1」の紹介記事

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*写真は「ユミの細胞たち」ミュージカル公式Instagramよりお借りしました