【韓国旅行】景福宮の本当の楽しみ方

最近、数年ぶりに日本から遊びに来た友達と景福宮(キョンボックン)に行ってきました。

これを読んでいる方で、韓国旅行リピーターの方は、「一度は行ったことがあるけど、もやは行かないスポット」ではないでしょうか。

ガイドブックに必ず載っている定番の観光スポットなので、私も初期の頃に何回か行ったことはありました。でもその時は、なんとな〜く見てまわって、写真を撮って、「韓国っぽいなあ」と思って終わり、という感じでした。

しかし、今回ちゃんと事前に色々調べてから、改めて観光してみたところ、
・楽しみ方を知って行くと、ただ行って写真だけ撮るのとは全然違う
・過去に一度行ったことがあっても、ちゃんとした楽しみ方を知ってもう一度行くべし!

と思ったので、紹介したいと思います。

景福宮の歴史

「歴史的な場所に行くのに、歴史を知らずしてどうする」という友達に影響を受け、今回は景福宮の歴史について事前に調べてみました。

まず、調べて驚いたこと。
景福宮は2回も日本によって焼失したということ。

1回目は、1592年 豊臣秀吉の文禄・慶長の役。
2回目は、1910年以降の日本統治下時代。日本が朝鮮総督府を建てたことにより景観が破壊されたとのこと。

なんと、、、ちょっと調べればわかることですが、全然知らずに観光していたのかー!と思いました。(どれだけの日本人がこれを知って観光しているんだろう)

こんな素敵な建物を2回も、、、

さらに、1991年から復元工事を行っており、今も少しずつ工事中で完成は2025年の予定とのこと。つまり、数年前に観に行ったことがあっても、今は新しくできた建物が増えている可能性がある、ということがわかりました。

予約不要!質の高い日本語ガイドツアー

事前に調べたことで歴史にも興味を持った私たちは、たまたま1日3回の日本語ガイドツアーの時間が近かったので、初めて日本語ガイドツアーに参加してみました。

これが、すごく良かった!!!
  • 景福宮に都が置かれた理由
  • 景福宮の建物の配置の意味
  • 各建物の形や、絵柄、石造などの意味するもの
  • 李氏朝鮮時代の王様達の生活の様子  などなど
  • 1時間弱ぐらいのツアーで、ガイドさんが流暢な日本語で丁寧に説明してくれます。しかも、これが無料!!

    どれも自分で見てまわるだけでは、知ることのできない情報だし、説明を聞いて観るのと、そうでないのとは全然違うなと思いました。

    ↓ これ現在でも、韓国の冬に欠かせないあるものなんですが、実は朝鮮時代から使われていた とか(興味深かった!)

    壁を見れば、そこが何の建物なのかがわかる、な~んて話(自分だと絶対通り過ぎてるただの壁)

    日本語ガイドツアー、超おすすめです!!
    1時間弱で、ガイド中も自由に写真を撮ったりする時間はあるし、終わったら自分たちで自由にまわれます。

    10名以下なら事前申し込みも不要で、1日3回の開始時間に、案内室の前に集合するだけ。(案内室は、チケットを買って中に入ってすぐ右手)

    毎日10時、12時半、14時半の3回開催されています。

    インスタ映え間違いなしの写真スポット

    全部は見て回れなかったのですが、特に写真スポットとしておすすめなのがこの2つ。

    まずは、慶会桜(キョンフェル)。

    池に浮かぶ建物で、祝事や宴の際に利用した場所とのこと。

    秋や春の季節だとさらに素敵な写真が撮れそう。
    なお、この建物は、4月〜10月の間は一般公開されていて、ネットで事前予約をすれば中に入れるようです。

    一般公開の様子はこちらから(ソウルナビ)
    事前予約サイトはこちら(英語)

    次は是非予約して、中まで見学したいと思います。

    次に、私が一番好きなスポット、香遠亭(ヒャンウォンジョン)
    韓国ドラマでも何度か出てきたところで、1度行ってみたかった!

    しかし、残念ながら今は復元工事中で、近くまで行くことはできません。が、工事の壁の隙間から覗くことは可能です。(これも隙間から撮った写真!)

    2019年下半期に工事が終わるとのことなので、終わったらまた行ってみたいと思います。

    ちなみに、その先をずっと突き抜けて正門と反対側まで行き、門を出るとそこは青瓦台!大統領府を見ることもできます。

    お勧めのタイムスケジュール

    紹介した日本語ガイドツアーを利用するなら、例えばこんなタイムスケジュールはどうでしょうか。

    ・12:30〜13:20 日本語ガイドツアー参加
    ・14:00〜14:20 正門に戻り、王宮守問将交代儀式を見る

    ↓正門で微動だにせずに立っているこの方たちが交代する儀式

    さらに4月〜10月であれば、この前後に慶会桜の特別公開の予約を入れるのもよいですね。

    オリジナルグッズショップ

    ガイドツアーでは立ち寄りませんが、オリジナルグッズが買えるショップも是非立ち寄ってみてください。(↓夜に行ったので、暗い写真ですが外観はこんな感じ)

    手鏡シリーズや、

    ハンカチは、昌徳宮など他のところでも見かけるおなじみのもの。

    景福宮オリジナルでオススメなのは、50000ウォン前後しますが、こちらのカードケースや名刺入れはステキでした!

    景福宮デザインの扇子も素敵!しかも10000ウォンと安いです。(国立中央博物館では、30000ウォン前後しました。)

    こんなピアスもあります。16000ウォン。

    個人的にはマグカップが可愛くて気に入りました!

    ハングルデザインのものも。

    もちろん、おなじみの文房具シリーズもあります。

    昌徳宮や国立中央博物館と比べると、プレゼントに使えるような、ちょっと上品で高級な商品が多く見られました。

    他にも色々楽しめる景福宮

    日本語ガイドツアーで回らないところ以外にも、カフェがあったり、近くには2つの博物館もあります。

    ソウルナビの記事がとても詳細にまとまっていたので、載せておきます。
    参考記事:景福宮/ソウルナビ

    また、4月〜11月は夜間の特別閲覧もあります!

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    駅からの行き方

    毎回行くたびに、駅から出てチケット売り場までがよくわからなくなるので(迷ってる人多数)、自分のためにも簡単に行き方を記載しておきます。(写真が無くて、文字だけですいません)

    ・景福宮駅からの出口は5番出口
    ・地上に上がると、後ろに博物館、目の前に小さな門が見えます。

    →目の前の門が小さな門なので「ここが入り口なのか?」と一瞬迷い、右手に正門らしきものが見えるので、右側に曲がって外から正面まで行こうとする人多数。5番出口から出ると、正面ではなく、正面から見て左側の門につながっているんですよね。

    正しくは、博物館を背に、目の前の小さな門をくぐって中に入り、そのまま真っ直ぐ進むとチケット売り場があります。
    ↓チケットを買った後は、一度正門を出て外から写真を撮るのもおススメ

    最後に

    今回改めて、歴史的建物は、事前の歴史の勉強とガイド必須!と思いました。

    私が観光した翌日、たまたま韓国のバラエティ番組でも、外国人が同じように景福宮に行き、ただなんとなく写真を撮りまくっているのを韓国の芸能人が見て、まさに、「意味がわかって見ると面白いのに、ガイド無しで見るのはもったいないわ〜」と話していました。

    ↓一番メインの建物の中の王様が座る位置。飾り物や絵の一つ一つに意味があります。

    私が行った時は、中国人らしき若者が多く、みんな、韓服をレンタルして、韓服でひたすら写真を撮りまくっている人がほとんどで、歴史的名所というより、完全にインスタ映えスポットと化していました。。(韓服を着ると入場料が無料だそうです)

    日本人は少なかったし、歴史に興味を持って観光している人は少なそうで、勿体無いなあと思いました。
    一度行ったことがある、という人も、日本語ガイドツアーだけでも改めて参加してみると、新しい発見があると思います。
    歴史を知って景福宮を2倍楽しむ!、ということで、是非旅行日程に組み込んでみてください!
    景福宮

    • 3号線 6号線 景福宮 5番出口から直結
    • 明洞からは忠武路で乗り換えて12分、弘大からは乙支路3街で乗り換えて26分

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