1時間でも楽しめる!国立中央博物館の見どころポイント解説

こんにちは、Misaです。以前、国立中央博物館のグッズ売り場について、ご紹介したのですが、

One more Korea

今日は、ソウルで一番大きな「国立中央博物館」の、展示物ではなくミュージアムショップについて紹介します。 以前、韓国語の先…

博物館自体の紹介はしていなかったので、今日は国立中央博物館の見どころについて、お伝えしたいと思います。「博物館って、行って見てみたい気はするけど、行くほどなのかなあ。。」と思って、なかなか行かなかったりすると思うんです。

私が2回行ってみて全体を見たうえで「友達を案内するなら、この辺りかな〜」と思ったポイントだけピンポイントでご紹介したいと思います。(もちろん、他にももっと見どころはあります!)

ここがおススメ!なポイント
・国宝級の展示物が無料で楽しめます。特に教科書でおなじみの「半跏思惟像」は必見!
→ただし、場所がわかりにくいで詳しく解説します。

仏像の国による微妙な違い、を比較するコーナーが面白い

朝鮮時代の装飾品がとてもオシャレ!
→歴史を振り返っても、朝鮮では可愛らしい装飾品が多かったことがよくわかります。

無料アプリをダウンロードすれば、日本語解説も確認できます。

・実は、展示物だけでなく、夜景もオススメです!

これからご紹介する事前情報を参考に、お目当てのものだけピンポイントで見るなら、1時間ほどでも楽しむことができると思います。是非参考にしてみてくださいね。

事前準備:アプリダウンロード

さて、行く前に、日本語での解説を知りたい方は、ホテルで(無料Wi-Fiがあるところで)解説用のアプリをダウンロードしていくことをお勧めします。もちろん館内にもWi-Fiあるのですが、なかなか重たいアプリで、ダウンロードに5分ぐらい時間を要したので、事前にやっておいたほうがスムーズかと思います。

このアプリでは、音声で解説を聞くこともできますし、作品ごとにアプリに簡単な日本語解説が表示されているので、それを読むだけでも十分かと思います。

↓無料ダウンロードはこちらから National Museum of Korea で検索すると出てきます。
iPhoneの方
Androidの方

こちらは、韓国にある国立の博物館の解説がすべて含まれているので、最初に中央博物館を選択します。(しかも、日本のアカウントでダウンロードすると、自動で日本語になってます!)

こんな風にフロアごとに何があるかもわかるし、

作品ページには、解説と音声があります。青で囲ったヘッドフォンのマークを押すと音声がでます。(さらに今いる場所から近い展示物を、自動的に表示してくれる機能も!)

ちなみに、音声の方は、リアルなガイドさんよりは多少機械的な音声なので、個人的には解説読むだけで十分かなと思いました。

名前で検索して、作品ページで今度は赤い折り畳み地図のようなマークを押せば、マップを表示してくれて、「位置」というところをクリックすると、自分の現在位置とも連動して場所を教えてくれます。

すべての展示物が紹介されているわけではないのですが、主要なものはこのアプリで探すことができます。

いや〜、これは外国人にとってはとても便利です!位置情報まで連動するように作られていてとても良いです。こういうところはさすが韓国、進んでいますね。

これがあれば、事前に「見て見たいものがあるかどうか?」をチェックするのにも使えますね!

入り口に要注意!

さて、早速オススメの展示物を紹介したいのですが、その前に入り口について。
博物館の正面まで来ると、右と左に入り口らしきものが2つあります。

なんとなく、左側の方がこんな感じで派手で、チケット売り場のようなものがあるので、思わず吸い込まれそうになるのですが 笑、こちらは有料の特別展示(時期によって中身が異なります)で違います!

この地味なほうが 笑 、常設展(無料エリア)の入り口です!

入り口を入ると、左奥に以前ご紹介した、ミュージアムショップがあり、まっすぐ進むと博物館の入り口になります。もし「紙のパンフレットももらっておきたいわ」という方は、ミュージアムショップの手前ぐらいに日本語パンフレットがありますので、ゲットしておきましょう。

博物館入り口では、一応、めっちゃゆるい荷物検査があります。笑

もちろん無料なので、何もチケットなどはありません。

入ると1階の中央には、こんな建物が!ここがまず写真スポットです。(三脚を使わなければ撮影はすべて自由です!)

おすすめ① 3F彫刻・工芸館の仏教彫刻

さて、時間がない場合は、3階だけでも見て回るのがオススメです。仏教関連の展示があり、半跏思惟像もあります。

先ほどの塔の右側にエスカレーターがあります。
3階に到着したら、入ってきた入り口を背にして左側の「彫刻・工芸館」のエリアに行きます。(301番)入り口を入ったら、一度左に行って左から右奥に回るのがオススメ

こんな感じで、入り口から見て左手を奥に進みます。 

すると、突きあたりの個室のようなところ(赤丸)に半跏思惟像が隠れています!(これ、わかりにくい!)左側に仏像の説明がある通路のところです。

これですね!教科書で見たことあるやつ!(実際は、2種類のものを時期によって展示仕分けているようなので、写真と違うこともあるかもしれません)

個室でとても雰囲気があります。

そして、こちらを見終わったら、先ほどの通路にあった、仏像の違いについての解説をじっくり読んでから、奥の仏像を見に行くのがオススメです。

同じ仏像でも、国によって微妙に顔や体の形が異なることがわかります。

こちらを読んだら、そのまま奥の仏像の部屋へ。

こんな親近感のあるサイズの仏像が囲いもなく近くで見られるなんて、日本ではあまりないような気がします。

日本人以外は、だいたいここで大仏とツーショット写真撮ってたりします。笑
ここは日本語でもしっかり説明書きがあるので、読んでみると面白いですよ。

3階は、ほかにはアジアの各国の展示もあります。こちらはお好みでご覧ください。

日本もこんな素敵な入り口で展示してくれていますが、

あとで見る朝鮮のものと比較すると、かなりシブいなあ、、笑 と思います

3階は伝統茶屋のカフェもありますよ。

見た目も可愛いお茶菓子セットがあって、落ち着ける雰囲気です。

それからその下の2階も、お好みでなのですが、唯一見るとしたら「寄贈館」にあるこちら↓

伝統工芸のメドゥプ的なもの。

朝鮮らしくてとってもカラフルで可愛いです。アプリには掲載されていないのですが、「寄贈文化財(206)」という部屋にあったと思います。

おすすめ②1F 朝鮮時代の装飾品

さて。次のオススメは1階。まず「先史・古代館」では、こちらの金冠は必見!新羅の時代のものだそうです。

こちらも近くにあります。百済の時代のもの。これも教科書で見たような気がするな〜

そして、 そこから続く、伽耶、百済あたりの展示がとても興味深かったです。

こちらも音声解説はないのですが、伽耶の時代のイヤリング普通に今でもピアス屋さんにありそうなくらいオシャレ!笑

こういった装飾具がとても現代的で驚きます。

あとは、1Fのみどころは、韓国らしい陶磁器などでしょうか。

日本のものより、形や模様が凝ったものが多いなと思いました。時間がある方は、じっくり見てみてください。

おすすめ③夜景

そしてこちら、夜景もオススメなんです!

まず、博物館自体の外観がとてもオシャレなのと、

目の前にある池と東屋(あずまや)がとても絵になります。

夜景と言っても、①夕暮れ時と②完全に暗くなってからの2回違う景色を楽しむことができます。

まず、①夕暮れ時。こちらが正面の様子!!素敵じゃないですか〜!とても近代的な雰囲気。ここで、SNS用っぽい写真を撮る韓国人カップルも見かけました。

こちらはその頃の池の様子。ほんのりライティングされている感じが雰囲気があってよいですよね。

そしてこれが数十分ほどで真っ暗に。池が鏡のようになってこんな絶景が!

この辺り一帯が、池に写り込んで上下対称に見えるので、すごく綺麗な景色が見られますよ〜!

それから、写真では大きく撮影できていないのですが、博物館の裏には、ソウルタワーが見えるので、

↓こちらの奥の山のほうに見えますか?

そちらもぜひお楽しみください。

なお、近くには以前ご紹介した、ハングル博物館もあり、グッズが可愛いので是非そちらもお立ち寄りくださいね。

One more Korea

先日紹介した「国立中央博物館」と同じ敷地内にある、国立ハングル博物館。 こちらも、中央博物館とおなじく、可愛いグッズがた…

駅からの行き方

地下鉄4号線 二村駅の2番出口から地上に出ると、まっすぐ行くと中央博物館、右側に歩いて行くとハングル博物館、という位置関係になっています。

まとめ

ということで、何とな〜く行ってしまうと、意外と何を見ていいか、それがどこにあるのか探すのが時間がかかってしまう博物館。アプリやこちらの情報が少しでもお役に立つと嬉しいです!二村駅は、明洞から11分(乗り換えなし!)、弘大から15分程度です。

国立中央博物館

  • 4号線 二村駅 2番出口から徒歩5分
  • 営業時間 10:00〜 月火木金 〜18:00/水土 〜21:00/日祝 〜19:00
  • 休業日 1月1日、旧正月・秋夕(チュソク)の当日、4・11月の第1月曜
  • Konest紹介記事