こんにちは、Misaです。東京では先週、桜が満開だったようですが、こちら韓国では約1週間遅れぐらいで桜の開花を迎えています。
先日、韓国で桜と言えば…必ず名前の上がる、韓国最大の桜の名所、鎮海(チネ/진해)に初めて行ってきました…!
鎮海(チネ)ってどこ…!?
チネの場所をどうやって説明しようかと考えていたら、とてもいい材料がありました…!昔使っていた「できる韓国語」のテキストに、実はチネをテーマにした本文がありました。(全然記憶にない…笑)
↓ 地図だと赤丸のところがチネです。ソウルからは、かなり遠いです…!
でも、このイラストのように5時間はかかりません。これはバスで5時間、ということなんですが、KTXに乗ると、トータルで4時間ぐらい。まあ、それでも遠いですね…。しかし今回は、無謀にもソウルから日帰りにチャレンジしました…!
昨年、初めて韓国の紅葉を目にした時も、「紅葉=日本が一番」という思い込みを見事に覆されたんですが、今回の桜もすごかった…!
日本のお花見の規模とは比べられないほどの桜を見ることができました!
ということで、久々に一眼レフも活躍したので、たくさんの写真とともにご紹介していきたいと思います♪
見どころスポット①余佐川・ロマンス橋
今回、時間がなかったので、2つだけ行きたい見どころスポットを決めて行きました。まず初めに行ったのは、余佐川(ヨジャチャン)・ロマンス橋というところ。昔、キム・ハヌルの「ロマンス」というドラマのロケ地に使われて、それから「ロマンス橋」と呼ばれるようになったそうです。
写真は撮れなかったんですが、ここにたどり着くまでの、街中の普通の道路沿いにも桜・桜・桜で、もう街全体がまさに「桜の都」という感じ。日本のお花見のように、特定のスポットだけ桜が咲いている、のとはわけが違いました。
そして、たどり着いた余佐川は、かなりの長さの川で、橋もロマンス橋だけでなく、いくつもの種類の橋がありました。
雰囲気的には、東京の目黒川沿いのような感じ!
川辺まで降りることができて、エリアごとに異なるオブジェや飾り付けが。こういうのは韓国っぽいですよね。
ちょっと散り始めてたのが、残念でしたが、風が吹くたびに花びらが舞うのも、とってもきれいでした。
↓ 川の水面も花びらでいっぱい。
そして、一番鮮やかだったのがこちら…!傘の飾りつけ。これも韓国おなじみの飾りつけ。インスタ映えですね~。
こちらは、桜にピントを合わせてみました…!
こちらも写真の行列ができてました…!
こういうオブジェもそうですが、韓国は、写真映えに対する情熱と工夫が半端ない…!と毎回思います(笑)出店ではこんな髪飾りもたくさん売ってました。
平日だったのに、若いカップルがとても多くて(大学生かな?)、結構この髪飾りも人気アイテムでしたね。
こんなハングルがぎらぎらした(笑)食べ物やさんもいっぱい出ていて、いい匂いが漂ってました。
見どころスポット②慶和駅
そして、次に向かったのがロマンス橋からバスで15分ぐらいのところにある、慶和駅(キョンファ駅)というところ。インスタの写真でもよく見かける、線路沿いに桜が咲いている場所です。
現在は、列車は走っておらず、公園になっています。
到着して、すぐにテンションが上がりました…!これを観たかったんだよ~!笑
思った以上に素敵なスポットでした…!ところどころ、背丈ぐらいまで枝が下に伸びた桜の木があり、間近でも桜の木を楽しめるんです。
カメラ女子としては、絶好の写真スポット!!
こんなに近くで、桜を楽しめたの初めてでした…!
そして、元々駅だった場所ならではの撮影スポットもあります。
↓ まずこちらの駅の看板。絵になる~。
そしてなんといってもこれ…!列車がそのまま残ってて、一緒に写真が撮れます。
↓ 長い写真待ちの行列ができるほどの大人気!
こちらは、バラエティ番組「1泊2日」のロケ地でもあるようです。(こんな立派な看板まで…!)
こちらは列車の後ろ側。よく見てもらえるとわかるですが、かなりの人がセルカ棒または三脚を持って、それぞれ思い思いに大撮影大会を繰り広げています!(笑) ここもカップル多かったですね~。
とにかくみんな写真撮りまくってるので、自撮りしてても全く恥ずかしくありません(笑)
そして、出店で見つけたこれ…!可愛すぎる綿あめ。確か「真心が届く」で、イ・ドンウクがユ・インナとのデートで買ってあげたのもこれだったような。可愛すぎる~!!!
そして桜のほうも、見てて飽きません。いつまででも写真撮れちゃう。
色んな形の枝があって、光の具合によっても色が違って見えます。
そうこうしているうちに、日が暮れてきました。夕暮れの桜もいい雰囲気。
いや~、ここは本当に素敵なスポットでした…!
鎮海(チネ)の桜の歴史
さて、今回「チネに行くよ~」と言うと、韓国人の知り合いが皆教えてくれたのが、「鎮海(チネ)は日本とも関係が深いところだよ」ということ。この日、チネで乗ったタクシーのおじさんも教えてくれたのですが、チネの桜の木は元々、日本統治時代に日本人によって植えられたのが始まりなんだそうです。
そして独立後、「あの時代を思い出したくない」ということで、市民たちの手によって伐採されたんだそうです。しかし、のちにこの桜の木が、チェジュ島のものであることがわかり、改めて植樹運動が始まったんだとか。
ちなみに、この桜の木自体は、実は日本にあるのと同じ「ソメイヨシノ」。しかし、チェジュ島にも「ソメイヨシノ」と似た桜が自生しており、これを韓国では王桜(ワンポンナム)と呼んでいるそうです。(つまり、どちらもほぼ同じ種類の木で、「ソメイヨシノは韓国発祥だよ」という説が韓国ではあるほど)
そして、この植樹運動には、在日韓国人から苗木がたくさん送られたんだそうです。日本と韓国それぞれの苗木や人の想いが合流しているような場所なんですね。歴史を知って観ると、さらに興味深いです。
↓ チネの桜の歴史については、こちらの記事で詳しく紹介されていました。
★36万本が咲き乱れ…軍港・鎮海の桜に秘められた日韓110年の歴史を紐解いた
この記事にもあるように、チネの桜はなんと36万本!!!上野公園が800本なので、比べ物にならない規模です。私が到着して「街全体が桜だらけ!!」と驚いたのもそのはずという本数です。
多くの日本人は、韓国にこんなに桜が植えられている桜の名所があるなんて、あまり知らないんじゃないでしょうか…?
ソウルからのルート
さて、今回のルートを紹介しておきます。
1)ソウル駅(KTX) → 馬山駅(KTX)
約2時間52分
2)馬山駅(KTX)→ ロマンス橋
タクシーで20分(1100円ぐらい)
3)ロマンス橋(徒歩15分) → チネ駅 →(バスで15分)→ 慶和駅
4)慶和駅 → 馬山駅(KTX)
タクシーで25分(1300円くらい)
5)馬山駅(KTX) → ソウル駅(KTX)
約2時間52分
タクシーがすごく安いので、うまくタクシーを使ったことにより、日帰りで周れました!
しかも、ソウル駅からの出発が13時ぐらいになってしまってチネについたのは16時。実質滞在時間は4時間ほどだったんですが、ご紹介した2か所なら十分に見てまわれました。
KTXの本数が、通常の釜山行きより本数が少なく、2時間に1回ぐらいしかないので、そこが注意点です…!(その罠にはまり、出発が遅くなってしましました)
なお、Konestさんが、釜山駅出発でもっといろいろ回るツアーも1万円ぐらいで提供しているみたいです。
私の場合は、トータルで1万円ちょっとで周りました。次はもうちょっと朝早く出て、他にもいろいろ周りたいなあ。
まとめ
春の特定の時期(2019年は4月1日~10日まで)しか、見られないお祭りですが、この時期に旅行が可能な方は、是非一度参加してみてはいかがでしょうか。人も多いですが、日本ほど密度は高くない気がします。
桜の量と、写真映え度合いが日本の比ではなく、楽しいです…!!
鎮海(チネ)軍港祭