「ザ・キング 永遠の君主」韓国での評判・視聴率・序盤感想

ソウル在住
ブロガーMisa
Netflixで日韓ほぼ同時放送中の、イ・ミンホ&キム・ゴウン主演の「ザ・キング 永遠の君主」について、韓国での評判・視聴率・序盤の感想などをご紹介します。

トッケビ作家&豪華キャスト&Netflix日韓ほぼ同時配信

「ザ・キング 永遠の君主」は、「トッケビ」「太陽の末裔」「シークレットガーデン」などで有名なキム・ウンスク作家による作品で、「トッケビ」に出演していたキム・ゴウン、加えて日本でもファンの多いイ・ミンホが出演ということで、放送前から日本でもかなり話題になっていた作品。

さらに、韓国での放送後すぐに、1話ずつNetflixで日本公開するという初の試みも行われていて、日韓のドラマファンがほぼ同時にドラマを楽しめる形になっています。

韓国での放送終了
→23時15分頃
日本配信(日本語字幕付き)
→23時30分から(毎週、1話ずつ配信)

これは本当に革命的…!

しかし、せっかく1話ずつ配信なのですが…内容的には5話ぐらいまで配信されてから一気に見るほうがオススメかなという感じ。(現在、4話まで放送終了したものを見た上での感想)

その理由を、韓国での評判・視聴率などを紹介しながら、説明していきます。

「ザ・キング 永遠の君主」韓国での視聴率・話題度

「ザ・キング 永遠の君主」は、現在韓国では放送2週目、4話まで放送が終了しましたが、視聴率はこのような感じになっています。

1話:11.4%
2話:11.6%
3話:9.0%
4話:9.7%

決して低い数字ではないのですが、地上波のSBSで金・土22:00~からの放送という、視聴率の上がりやすい時間帯での放送ということと、この話題性から考えると、一桁台というのは意外と言わざるを得ないでしょう。

また、これはあくまで私の周囲の人たちの反応からの推測ですが、「最近、ドラマ何が面白い?」という話題の時に、名前が上がるほどではなく、視聴者の大半は、キャストまたは脚本家のファンがメインと思われます。

ただ、最近は、韓国でもNetflixで配信している作品の場合、見ている人の間で「面白い!」と話題になれば、放送途中からでも追っかけで視聴する人が増えて、大ヒットにつながる傾向があるので、まだこれからヒットする可能性はアリです。

イ・ミンホ表紙の雑誌

1分でわかる!「ザ・キング 永遠の君主」のあらすじ

「ザ・キング 永遠の君主」ってどんな話?という、これから観る人向けに、簡単にあらすじをご説明しましょう。

韓国とは別に、もう一つの世界(パラレルワールド)が同時に存在するという設定。

もう一つの世界「大韓帝国」では皇帝が存在し、イ・ミンホは子どもの頃に父を失い、早くに即位した現・皇帝イ・ゴン。

イ・ゴンは、幼いころに自分を助けた人物が持っていたIDカードを手掛かりに、その人物を探し続けている
IDカードの持ち主は、韓国で刑事をするチョン・テウル(キム・ゴウン)
ある日、二つの世界を行き来する方法を見つけたイ・ゴンは、韓国に行きチョン・テウルを見つける

「トッケビ」に似てる⁉

さて、このように壮大すぎる世界観・ファンタジーな感じは、これぞキム・ウンスク作家!という感じなのですが、初回からかなり「トッケビ」的な要素を感じました。

過去に深い縁のある2人。
どちらかがずっと探していた相手にやっと出会う。
出会ったとたん、「君(あなた)と結婚する!」と宣言
→「いやいやいや、、」というやりとり
壮大な世界観を理解するのに忙しい中の突然の展開に、共感が追い付かない感じも一緒なのですが…
最初は、同じ作家だから似てるんだな~と思っていたのですが、3話の時点で、「似ている」のではなく「意図的に寄せている」ということがはっきりわかる演出がありました。

この場面、めちゃくちゃトッケビ感ありませんか!?(笑)

また、「トッケビ」で登場したような狭い本屋まで登場し、明らかに意図して「トッケビ」を彷彿とさせる演出をしているな~という感じでした。また、PPL(間接広告)が「bbqチキン」というところも同じだったりします。
まあ、あれだけの大ヒット作品なので、「トッケビ」ファンのためのサービスという意味合いもあるのかもしれません。

5話まで一挙見・我慢が必要な理由

というわけで、「ザ・キング 永遠の君主」はかなり壮大な世界観のファンタジー作品。

そのため、その世界観を理解するのに少々時間がかかるため、韓国ドラマあるあるの「5話まで我慢」が必要なタイプの作品と言えます。
私も現在3話まで見終わりましたが、まだ「ハマる」というところまで到達していません(笑)

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「ザ・キング 永遠の君主」韓国視聴者の評判

「ザ・キング 永遠の君主」の初回放送から、ネット上での韓国視聴者の反応・評価をチェックしていますが、やはり現時点では批判的な声が多い状況。

先に述べたように、そもそもそこまで話題になっていない(=見ている人が多くない)のですが、ドラマの掲示板では、見た人たちのこのようなコメントが並びます。

韓国視聴者の声
「ありえない設定・展開に共感できない」
「これ、面白いですか?」
「どっちの世界の話をしているのか、わかりにくい」
「設定が古くさい。作家の旬は過ぎてしまったようだ」

これに対し、キム・ウンスク作家の信者が、「これから面白くなるはずだ!他の作品もそうだった」との反論している状態。(つまり、ファンでさえも、まだハマってはいないということですね…)

今の韓国視聴者にウケるもの

キム・ウンスク作家といえば、やはりこのような「誰も想像できないような壮大な世界観」で一世を風靡した作家。「シークレットガーデン」もそうですが、現実にはあり得ない、ドラマだから可能な設定の中で旬な俳優を起用し、大ヒットを飛ばしてきました。

しかし、私が韓国に来て、ドラマの感想を韓国人と会話したり、ネットでの反応をくまなく見るようになってから感じたのは、むしろ最近はリアリティがあり視聴者の共感を呼ぶような作品のほうがウケているということ。

SKYキャッスル」や「椿の花咲く頃」がそうであったように、現実社会で起こっている様々な問題を作品のテーマとして取り上げた作品のほうが人気。

設定自体は、あり得ないものであっても良いのですが、その中での主人公たちの行動や気持ちの動きには、ある程度のリアリティが求められ、共感したり、先の展開について視聴者同士で議論・推理ができるような作品が口コミが広がりやすい。

逆に、あまりにも作家の作った世界観・設定が壮大で、作家の都合の良いように展開する作品は、共感を得にくい傾向にあります。

また、視聴者の共感を得るポイントとして、最近のドラマでは「新しい女性像」「新しい男性像」「新しい家族像」がドラマの中にもだいぶ取り入れられてきています。

以前は、「強くて頼りがいのある男性と、それについていく女性」という典型的な設定でストーリーが展開しましたが、最近のヒットしたドラマはどれも「自立した女性」が描かれています。
(「椿の花咲く頃」のトンベク、「愛の不時着」のセリなど)

そう考えてみたときに、現時点での「ザ・キング 永遠の君主」での設定・展開は、少々時代遅れと言わざる得ない部分があります。

イ・ミンホ演じるイ・ゴンは、いわゆるオールドタイプの男性主人公(権力や金のある男)。たまに「相続者たち」のキャラクターに見えてしまうのは、イ・ミンホの演技力の問題かもしれませんが…(笑)

キム・ゴウンが女刑事、「大韓帝国」の総理(↓)は女性…と、一見、時代に合わせた設定なのですが、総理は結局「皇帝の恋人」を演じることで支持を得ようとする…など、結局「女性像」の設定は古い。

そもそも、作家が作った壮大な世界観を理解するのに忙しくて、5話までにキャラクターの理解や共感まで追いつかなそうな点。(特に、みんな心が弱りがちな今の時期、疲れる作品は観たくない…

作家・監督自身も、トッケビのヒットを受けて、トッケビを彷彿とさせる演出をしたり、過去のヒットの法則を当てはめて、壮大な世界観でスタートしたものの、意外と「いや、別に求めてるのそれじゃないんだけど(トッケビっぽさとか…)」という視聴者の反応に驚いているのではないかと思います。

視聴者は、新しい作品に出会う度に目が肥えているし、常にどんどん変化しているんですよね…。

まだドラマ序盤なので、これらの視聴者の反応も加味して、ドラマがさらに進化すると期待して、視聴を続けたいと思います。

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「ザ・キング 永遠の君主」注目のキャスト

さて、これから「ザ・キング 永遠の君主」がヒットするかどうかにもう一つ重要な要素が、このドラマで人気が出るキャストがいるかどうか。トッケビの時のイ・ドンウク的な存在がいるかどうかが鍵を握ると思います。

私が一番注目しているのが、ウ・ドファン。大韓帝国では、イ・ゴン(イ・ミンホ)の右腕の側近であり、幼いころからの友人のチョ・ヨン役。

2017年のKBS演技大賞で男性新人賞を受賞しており、注目されていますが、ドラマ出演はまだそれほど多くないよう。(「マッド・ドッグ」「偉大な誘惑者」など)

王の護衛を行う、この役がめちゃくちゃカッコよくてハマってる…!

と思ったら、一人二役で、もう一つの世界・韓国のほうでは、キム・ゴウンと同じ警察署で働くチョ・ウンソプという陽気でどこか抜けてる役。この二つの役のギャップもたまらない…。

「ザ・キング 永遠の君主」における、「トッケビ」のイ・ドンウク的ポジションは、間違いなく彼でしょう。個人的にも、見慣れたイ・ミンホより、彼のほうが新鮮で登場シーンが待ち遠しい感じ(笑)

あと、注目と言えば、大韓民国での女性総理役のチョン・ウンチェさん。ホント美しくて、スタイルも抜群!

イ・ミンホとも絵になる…!2010年にてビューした女優さんで、モデルとしても活躍しているそうです。

ちなみに、韓国では「ザ・キング 永遠の君主」の放送がスタートしてから、チョン・ウンチェが過去に既婚者の歌手の男性と不倫していた、というニュースが出て、タイミング的に「番宣じゃないか」と言われたりしています。

そして、もう一人注目なのが、イ・ミンホの子ども時代を演じるこの子役…!最近とても有名になった子役の1人なんですが、誰だかわかりますか…!?

実は映画「パラサイト」に出演していたあの男の子なんです…!

出典:NAVER

「パラサイト」の時はあまりセリフが多くなかったのに対し、今回は結構長いセリフも多いのですが、実は演技力については視聴者からちょっと辛口な評価がついています…。(まあ、可愛いから許しますw)
これらのフレッシュなキャストにも注目しながら、見てみてください。

「パラサイト」紹介記事

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まとめ

ということで、韓国放送中・日本でもNetflixで配信中のドラマ「ザ・キング 永遠の君主」についてご紹介しました!
5話以降に、今見ている視聴者たちが「何これ、めっちゃ面白いんだけど!」と口コミするほどハマるかどうかが、ヒットの分かれ道。「トッケビ」も最初から話題だったわけではないようなので、5話以降の盛り上がりに期待して視聴を続けたいと思います。

なお、放送中のドラマについては、こちらのTwitterで最新の情報・感想をツイートしていますので、よかったらフォローしてみてくださいね。

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*画像はtvNからお借りしました

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