こんにちは、Misaです。今週遂に、ソン・ヘギョとパク・ボゴムのドラマ、ボーイフレンド(남자친구)が、最終回を迎えてしましました…!
こちらで初回放送後のレビューを書き、最初は脚本に不安がありましたが…最終的には、最後まで観て良かった!!
遂についに、待ち望んでいたドラマが今週スタートしました!ソン・ヘギョ&パク・ボゴムの「남자친구 (ボーイフレンド)」です…
ということで、今回は見終わったところで改めて、このドラマの見どころや感想をまとめてみたいと思います。
これから観る方向けの「ネタバレ無しのおすすめポイント」、次に「ネタバレありの感想&考察」という形で記載したいと思います。(「そもそもどんな話?」という方は、上記の初回放送後のレビューをご覧くださいね)
「ボーイフレンド」オススメポイント
最後まで見て感じた、「ボーイフレンド」おすすめポイントはこちら。
全体を通じて、映画のように綺麗で印象的な撮り方。行ってみたくなるロケ地がたくさん出てきます!
キャラクターの作りこみが素晴らしい。
→ 好感を持てるキャラクターが多く、余計なストレスが少ない。
→ セリフから学ぶことも多く、応援したくなる。
設定自体は、「身分違いの恋」ということで、韓国ドラマでよくある設定なんです。
でも、役者の存在感・演技力と、細かな作りこみが功を奏していて、決して「ありきたりのオールドドラマ」ではない感じで仕上がっているんです。
このようなドラマを昔から見てきた韓国の方からすると「ありきたりで新鮮味に欠ける」という意見もあったのですが、日本人なら十分に楽しめる内容だと思います。「王道の恋愛ドラマ」として、日本でも人気が出るんじゃないでしょうか。
韓国でも特に、ソン・ヘギョの美しさと演技力は絶賛されていました!!
これまでのソン・ヘギョの役って、結構、気が強くて、ズバズバ言う感じの役が多かったと思うのですが、今回の役は、とても素敵な大人な女性で、彼女にとっても好感度を高める良いキャラクターだったと思います。
当初、懸念された、ボゴムとの年齢差を感じさせなかったのも、彼女の演技力と衰えない美しさのおかげでしょう。
なんて、絵になる二人!!
ドラマが放送されている間に、韓国のSNSで流行っていた面白い言葉があります。
ソン・ヘギョは、
出勤すれば、パク・ボゴムに会い、
家に帰れば、ソン・ジュンギに会える。でも、一番うらやましいのは、
鏡を見たら、顔がソン・ヘギョだということ。
まさに!!!なんて、羨ましいんでしょう…!笑
さらに、映像の美しさについても、もう少し触れたいと思います。このドラマは、主役の2人の美しさをさらに際立たせる、素敵な場所がたくさん出てきます。
こちらは、束草(ソクチョ)。ソン・ヘギョの代表作「秋の童話」でも舞台になった場所です。
ホテルの名前も「童話ホテル」だし、ソン・ヘギョが出演ということで、「秋の童話」へのオマージュと思える部分もいくつか見られました。束草(ソクチョ)のシーンは、他にも印象的な灯台や、ご飯やさんも出てきて、春になったら是非ロケ地巡りをしたい場所の一つです。
他にも、この路上に絵画が飾っている場所(ソウル内にある実在の場所)も重要なシーンで使われました。
韓国ドラマは、こうやって、それまで無名だった場所を一気にホットスポットにしてしまう力がありますね。ここもぜひ行ってみたい。
★追記:路上美術館行ってきました!!
こんにちは、Misaです。1月に放送したドラマ、「ボーイフレンド(남자친구)」。 印象に残るロケ地が多いドラマで、暖かく…
それから、8話で出てきたこちら 갯골생태공원(ゲトゴル生態公園)という場所も、印象的でした!
そして、この公園。これは、実在するのかなあ…。行ってみたいです。
終盤で2人がデートをするシーンで使われたカフェは、弘大(ホンデ)にあります。
パク・ボゴム主演の韓国ドラマ「ボーイフレンド」の撮影で使われたホンデのStampcoffee。撮影で使われた場所や、駅か…
なお、最終話では、私の大好きな梨花洞壁画村も登場しました!!もし、見られた方で、行ったことない方は、是非行ってみてください。
天使の羽などのフォトジェニックな壁画で有名な【梨花洞壁画村】の周り方を写真付きで一つ一つご紹介しています。初めての方でも…
他にも、見るたびに「ここどこ!?行きたい~!」と思うような場所が満載で、ロケ地巡りが好きな方は、ドラマを見終わった後も楽しめる作品になると思います。
このドラマは、ストーリー自体は、そんなにびっくりするようなことは起きません。
ただ、役者も映像も美しくて、「ドラマの中ぐらい、夢を見たい!」という願望を満たしてくれる、ドラマらしいドラマになっています。余計なストレスがありません。
ドラマ自体を見終わった後、綺麗な小説を読み終わった感じになります。
「韓国ドラマで癒されたい!」という方にはぴったりの作品。是非、日本放送の際には、多くの人に見てもらいたいです。
なお、日本では、M-netで2019年3月に放送が決まったそうです!
「ボーイフレンド」韓国での反応
韓国での反応は、まず視聴率を見てみると、平均値は8.475%。最高は第2話の10.329%ということで、キャストへの期待から最初は視聴率が高かったものの、その後、離脱してしまった人も多かったようです。数字としても、決して大ヒット!というわけでありませんでした。
王道の韓国ドラマを腐るほど見てきた、韓国人からすると、ちょっとありきたりで子供っぽい、と感じた人も少なくなかったようです。
ただ、やはり「2人が美しいから観る」という人が多かったのも事実。
「アルハンブラ宮殿の思い出」は題材が目新しいから観る
「ナムジャチング」は、美しいから観る
という声もよく聞きました。(しかし、結局「アルハンブラ」のほうは最後が、、、でしたが)
「アルハンブラ宮殿の思い出」最終回視聴後のネタバレありの感想。衝撃の結末に、韓国のネットも騒然!?韓国での反応を中心に視…
確かに、せっかくこれだけの2人を起用するならば、もっと大ヒットするような新しいストーリーも観たかった気もしますが、
逆に言うと、この「身分違いの恋」「年上女・年下男」という、王道の設定をした前提においては、十分に健闘した脚本・演出だったのではないかと思います。(これ以上、視聴者を引き付けるならば、題材を変えるしかないので…)
現在、「ボーイフレンド」は、UNEXTまたはNetflixで視聴ができます…!
「ボーイフレンド」視聴後の感想&考察(ネタバレあり)
ということで、ここからはネタバレありで、追加の感想&考察を書いていきたいと思います。(もはや、完全に個人的主観なので、その点はご了承を…笑)
この作品、やはり「キャラクターの作りこみ」が素晴らしかったと思います。
私がドラマを見るとき、ハマって見られるかどうかは、これにかかっていて、キャラクターの設定がきちんとされていないと、セリフや行動に一貫性がなくなり、見る側が感情移入しにくくなってしまいます。
このドラマでは、特にパク・ボゴム演じるジニョクの人柄が魅力的で、「こういう人物である」という設定がかなりしっかりされていた気がします。前向きで誠実で、周りの人を温かい気持ちにさせてくれる人物。
ジニョクの人間性が、丁寧に描かれていることがわかるシーンがあります。
最終話付近で、スヒョンと友人のミジンが、屋台で会話するシーン。
ミジン「お母さんに反対された、とキム・ジニョクさんに伝えたら?」
スヒョン「彼がどんな人なのかわかってるじゃない、心配するなと言って、一人で思い悩むでしょ」
また反対に、最初は2人の仲反対していたミジンが
というセリフも出てきます。ここで、この2人と同じように、観ている側も「そうだよな~、ジニョクだったらこう言うだろうな~」と思えてしまうぐらい、ここまでの丁寧な人物描写により、ジニョクという人物の人間性がしっかり確立しているのです。
それでいて、時には周りからの視線に心を痛めて落ち込んだり、新入社員らしい葛藤があったり、決して完璧ではない人間的な一面もきちんと描かれていました。
ちょっと、甘えん坊っぽい表現もあったので、それがお好みでない方はいたかと思いますが…ヌナたちから見ると全然OK!のレベル。(完全に個人の趣向ですが…笑)
とはいえ、年齢の差に加え、会社の代表と新入社員という立場・経験の差もある二人。その差を感じさせないための仕掛けも、しっかりありました。
会社では、おじさんばかりの役員の中で、真摯に冷静に仕事をこなしていくキャリアウーマンのスヒョン。でも一方で、これまで何一つ自由に自分で選択することができなかったスヒョンには、日常生活でも経験したことのないことがたくさんあります。
外で食べるカップラーメンや屋台のおいしさ。食べたことのない庶民的な料理。ジニョクと一緒に一つずつ経験していきます。
ここまでは、よくある描写なのですが、個人的に良かったのが、キューバのホテルの契約をあやうく破談にしかけたのが、イ課長だとわかった時のワンシーン。
スヒョンは、問題の犯人が分かったものの、どう対処するか悩みます。そこで、ジニョクを呼び出して、間接的に相談するのです。
スヒョン「自分にとても損害を与えることをした人が、誰かわかったの。でも、どう対処するのが一番いいか悩んでいて」
ジニョク「自分なら一度は許してあげる、誰でも一度は揺れることがあるから…謝罪すれば受けてあげるほうが気持ちが楽だよ。許してあげたら、その次からは自分じゃなくて、相手の気持が地獄のはずだよ」
社長であるスヒョンが、新入社員であるジニョクに相談することで、いかにスヒョンが人としてジニョクを信頼しているか、がよくわかる素敵なシーン。そして、ジニョクの答えも素敵ですね。
ビジネスの経験こそ浅いものの、常に誠実に人と向き合うジニョクの姿は、常に周りの人が応援したくなるような温かさがあり、スヒョンが惹かれる理由がよくわかります。
そしてもう一つ、ドラマを通じて、ずっと貫かれているのが、この2人は常に相手や周りのことを気遣っているということ。
自分が窮地に追い込まれても、常に「スヒョンは、大丈夫だろうか」と心配するジニョク。
常に自分のせいで、周りがつらい思いをするくらいなら、自分が全部背負ってしまったほうが良い、と常に考えているスヒョン。
感情的になったり、相手を責めることが決してない大人な2人は、見ていて学ぶことがたくさんあります。(ちょっと、綺麗に描きすぎ、という部分ももちろんありますが…ドラマならこれくらいがちょうどいい!!笑)
このドラマには、ストーリーとして派手な仕掛けはないのですが、こういう細かなところがちゃんと描かれているのがとてもよかったです。逆に派手な仕掛けばかりで、「えっ、なんでいきなりここでそういう気持ちになるの!?」というのが理解できないドラマだと感情移入できないので…。
それから、2人の周囲のキャラクターも良かったですね。基本的に、テギョングループの会長、その手下の秘書、スヒョンの母親以外は、みんな2人を応援してくれるいい人たちでした。
このドラマで人気が上がったという、チャン・スンジョさん演じるスヒョンの元夫、チョン・ウソク代表の切ない愛も良かったし(あれ以上、変に邪魔したりしなくてよかった!)
スヒョンを公私ともに支えるこの2人!常に自分を犠牲にしながら生きてきたスヒョンですが、一番近くにいるこの2人の存在に救われます。
特に大好きだったのが、ナム室長!!いつもピンチの時に2人を助けてくれて、2人が幸せそうにしているのを、満面の笑みで見つめつつ、表面的には知らんぷりをするところが、とっても素敵でした。
写真一番右:ナム室長
ナム室長の名セリフというと、これでしょう!
このセリフにはしびれました!!
基本的には2人が厳しい状況に立たされることが多いのですが、周りの素敵なキャラクターのおかげで、安心して最後まで2人を見守ることができました。
「ボーイフレンド」結末について(ネタバレあり)
「ボーイフレンド」最後に結末について。最終話直前で、お母さんが反対して、スヒョンが別れを考え始め出したところから「あ~やっぱり、王道の展開は来ちゃうのね」と思いました。
相手のこと好きなのに、相手を思うあまり別れを決意。別れを考えている片方が、最後の思い出に楽しいデートに誘う、相手は何も知らず…というこの展開、もう何度見たことでしょう…!笑
「きた〜!ベタな展開、これ時間かかるのかな?笑」と思ったのですが、、まあそこは、すんなりうまく行っちゃうとリアリティがないですからね。
と、ここまでの展開自体は王道なんですが、そこからの2人の行動・言動には、とても新鮮さを感じました。
まず、ジニョク。「実は第三者が、2人を別れさせようとした」という展開で、その第三者に文句ひとつ言わなかったキャラクター、初めてです!!笑
でも、そこまでのジニョクの人柄を考えると、納得できるんですよね。
この件について、初めてジニョクとお母さんが話すシーンは、秀逸でした。
母「お母さんが、恨めしいでしょ」
ジニョク「いや、そうすることもあるよ…母さんはまだよく知らないから、僕が彼女をどれだけ愛してるのか、彼女が僕の人生でどんな意味なのか」
(中略)
ジニョク「母さんの気持ちも愛で、彼女の気持も愛だよ、だから母さん、僕はこの二人、どうやってでも守るよ」
(中略)
母「お母さんは、あんたが傷つくのが嫌だと父さんに言ったんだけど、実は自分が傷つくのが怖いみたいだわ…」
特にここで、お母さんが反対する気持ちを、「実は自分が傷つくのが怖いから」と言わせたのは新しいな~と思いました。
これまでの韓国ドラマでは、「親が子供を心配するのは当たり前」以上の描写はなかったですよね。
一見ありきたりの設定に見えても、細かなセリフや演出で変化をつけていたのが面白かったです。
最後も、一気にすべてをハッピーエンドにせず(いきなり結婚式するとか、お父さんが社会復帰するとか)少しずつ変わっていくそれぞれの生活が描かれたところで終わったのも良かったと思います。ファンとしては、ちょっと2人の結婚式観たい気持ちはありましたが(笑)
★ドラマのシナリオ集:日本から購入できます。
まとめ
ということで、完全に個人的主観で好き勝手書きましたが、現地での放送の様子がすこしでも伝わったら嬉しいです。
なお、ドラマの放送終了直後に行われた、ソウルでのパク・ボゴムのファンミーティングでは、ドラマについての話題がたくさん出てきました。ご興味ある方は、こちらもご覧くださいね。
★ドラマの話題満載のパク・ボゴムファンミ in ソウルの様子はこちら
ドラマ「ボーイフレンド(남자친구)」の余韻が残る、最終回放送から3日後の1月26日に、パク・ボゴムの韓国でのファンミーテ…
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※画像はtvNからお借りしました。
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남자친구 / ボーイフレンド
- tvN 水木ドラマ 21:30~ 2019年1月24日放送終了
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