「花様年華」あらすじ概要
「花様年華-人生が花になる瞬間」は、美しかった初恋時代とは、お互いに変わってしまった初恋の相手と、再会する大人の感性ラブストーリー。
「花様年華(かようねんか/화양연화)」というのは、「人生の中で最も美しく幸せな瞬間」という意味。 ウォン・カーウァイの同名の香港映画があったり、BTSの作品のコンセプトとしても使われているようです。
このドラマの特徴は、ユ・ジテ、イ・ボヨンが演じる現代の時代と、2人が出会った大学時代が交互に描かれること。
大学生のユン・ジス(イ・ボヨン)役は、チョン・ソニ。「ボーイフレンド」でパク・ボゴムの幼馴染みで同僚役だった女優さん。
そして、ハン・ジェヒョン(ユ・ジテ)の大学生役は、GOT7 ジニョンが演じます。
それぞれ、なかなかのシンクロ率で、どちらの時代の2人も魅力的なのがこのドラマの見どころ。
特に、大学生時代の2人はとてもフレッシュで、まさに「花様年華」という感じ。90年代の大学生なので、ジェヒョンが学生運動に参加する様子なども描かれます。
大人になった2人は、お互い別の相手と結婚し、自分たちの子供の学校で再会。ジス(イ・ボヨン)の子どもが、
ジェヒョン(ユ・ジテ)の子どもに暴力をふるった、ということで学校に呼ばれて初めて、お互いの子どもが同じ学校の同級生であることを知ります。
ジェヒョンは、ヒョンソングループの娘と結婚しましたが、義父の株式操作の罪をかぶって、数年間刑務所に行っていた間に、妻は他の男と不倫。夫婦仲は実質崩壊しています。
わかりやすく品がなく、これから色々しでかしそうな妻…(笑)
学生時代は裕福な家の娘だったジス。現在は、旦那と離婚し、一人で息子を育てるも、ヒョンソングループのスーパーで不当解雇を受け、労働デモに参加しながら、ピアノ演奏のアルバイトなどをしています。
学生時代、自分の信念に従って、弱い者のために戦っていたジェヒョンは、財閥の家の中で、義父の言うとおりに動く人物になっており、
そんなジェヒョンを追っかけていた天真爛漫だったジスは、女手一つで子どもを育てる厳しい現実に直面しながら、息子のために精一杯毎日を生きる日々。
あの頃とは、変わってしまった自分…そして、あなた。大学時代と現代がシンクロしながらストーリーが進んでいきます。
キャスト紹介①イ・ボヨン&ユ・ジテ
「花様年華-人生が花になる瞬間」のキャストを詳しく紹介していきましょう。
まず、何といってもイ・ボヨンとユ・ジテという、韓国ドラマファンには久しぶりのベテラン2人の共演。
イ・ボヨンは現在41歳で、2013年にチソンと結婚してから、現在二児の母。「君の声が聞こえる(2013年)」以降、久しく見なかった印象なのですが、前作は2018年、日本ドラマ「Mother」のリメイク以来、2年ぶり。
母親役なので、衣装は地味目ですが、やはり美しさは健在。
ユ・ジテは、現在44歳で、2011年に女優のキム・ヒョジョン(「メリは外泊中」に出演)と結婚し、こちらも現在二児のパパです。ドラマは2019年「イモン」ぶり。
★2019年、リュ・ジュンヨル主演映画にも出演
今回の2人の役の年齢は、明確にされていないのですが、現実でも子どもがいる2人。ジェヒョン(ユ・ジテ)が大学の先輩、という設定なので、年齢差もちょうど良い感じですね。
実は私、昔「スターの恋人」にハマって、ユ・ジテのファンミーティングに行ったことがあるのですが(笑)、めちゃくちゃ背が高くて体格が良くて素敵なんですよね(188㎝とのこと!)
イ・ボヨンとユ・ジテというベテランの安定感と、大人の色気がこのドラマの大きな魅力の一つでしょう。
★イ・ボヨン&ユ・ジテが表紙の雑誌
キャスト紹介②チョン・ソニ&GOT7 ジニョン
そして、実は個人的にハマりそうなのが、大学生自体のキャスト、チョン・ソニとGOT7 ジニョン。
チョン・ソニの透明感と可愛らしさが、ドラマに華を添えています。「ボーイフレンド」の時とは違った輝きがあって、素敵~!
2014年に短編映画でデビューし、その後も映画中心、ドラマは「ボーイフレンド」に続き、まだ2作目の現在29歳。(もっと若く見える…!)このドラマでブレイクしそうです。
そして、GOT7 ジニョン。前作「サイコメトリーあいつ」では主役も務めました。26歳で、ドラマの設定と逆でチョン・ソニより年下なんですね。
ユ・ジテより目が大きいかなと思ったんですが、声と目つきがユ・ジテとシンクロすることが多く、ハマり役かなと思います。
いや~、この2人のシーン。キュンキュンするんです…!ぶっきらぼうなジェヒョンと、そんな先輩を一途に想うジス。
学生運動のハードなシーンも多いものの、
大人の2人とは違う魅力で楽しませてくれて、この両方が見られるのが楽しいドラマです。
★GO7表紙の韓国雑誌
キャスト紹介③注目の助演たち
「花様年華-人生が花になる瞬間」では、メインの4人以外の助演たちの中に、「あー!この人何のドラマで見た人だっけ!?」という懐かしの俳優たちが出演しています。
まず、この方…!韓国ドラマ好きの方なら、ピンとくるのではないでしょうか。イ・テソンさん。「いたずらなKISS」「屋根部屋の王子」「犬とオオカミの時間」など韓ドラ黄金期のドラマにも出演していて、最近だと「黄金の私の人生」などに出演。
個人的には「屋根部屋の王子」ぶりだったのでかなり懐かしく感じました。イ・ボヨンの同級生役で登場するのですが、若者のイメージが強く、え?そんな年だっけ?と調べてみたら、現在35歳で、やはりイ・ボヨンとは6歳差。
昔と比べたら、かなり大人な雰囲気になっています。
そして続いてこちらの方…!ユチョンの「会いたい」、「ピノキオ」「あなたが寝ている間に」などに出演したミン・ソンウクさん!
こちらは、ジェヒョン(ユ・ジテ)の友人役で登場します。
他にも、実はチョン・ソニ以外にも、「ボーイフレンド」に出ていた助演が2人いて、「ボーイフレンド」見た方は、そこも注目して見てみてください。
見どころ①美しい音楽と映像美
「花様年華-人生が花になる瞬間」の魅力の一つが、美しい音楽と映像美。
ジスがピアノ専攻という設定なので、劇中には美しいピアノの楽曲が多く登場します。
ジェヒョンがジスのピアノと言えば度々思い出すのがこちらの曲。韓国語では첫날처럼、日本では「めぐり逢い」というタイトルで有名なアンドレ・ギャニオンという作曲家の曲です。
聞いたことある方も多いのではないでしょうか。私も好きなピアノ曲の一つで、大学時代の2人の美しい日々を象徴するのに良く似合う素敵な曲です。
なお、OSTには、もちろんGOT7も参加しています。OSTが良い曲が多いので、すべて出そろうのが楽しみです。
そして、この美しい音楽とともに、映像もとても綺麗。
大学生時代のシーンと、現代のシーンがシンクロするように演出している場面が多く、
雪や雨、海など自然を効果的に使った美しい映像が多いのも特徴です。
見どころ②岩井俊二「Love Letter」
2人の大学時代は、90年代の設定なのですが、ここで日本人には嬉しい演出があります。
2人が親しくなるきっかけとして、当時韓国でも大ヒットしたと言われる岩井俊二の「Love Letter」が登場します。
学生運動をしている硬派なジェヒョンが、実は「Love Letter」が好き、ということを知ったジスが「一緒にLove Letterを観ましょう」と誘います。
もちろん、映像は出てこないのですが、2人にとって重要な想い出の一つとなり、大人になったジェヒョンも、家で一人で「Love Letter」を見てジスを思い出す…という演出があります。
私も「Love Letter」は観た気がするのものの、はっきり場面までは覚えていないのですが…韓国では大大大ヒットしたそうで、
「Love Letter好きな韓国人が、日本人に映画の話をすると、意外と観てない・覚えてない人が多くて驚く」
という話を聞いたことがあります。(私、まさにそう…笑)
今回こうやって、ドラマで90年代の懐かしいアイテムとして、ドラマの重要なモチーフに使われるのを見ると、本当に大ヒットだったんだろうな~という気がします。
(95年の作品なのに、大学時代が90年代前半という設定は実は微妙にズレがあるんですが…)
日本人としては、ここも見どころの一つです。
韓国での視聴率・評判
「花様年華-人生が花になる瞬間」の視聴率は、1話が5.4%と、同じ放送局の「梨泰院クラス」より高い数字。2話が4.4%でしたが、3話では5.4%と回復しました。
先ほど見終えたばかりの4話でかなり色々面白くなってきたので、さらに視聴率が上がるのではないかと期待します。ヒーリング系のドラマなので、大ヒットとは行かないまでも、コアなファンに人気が出そうです。(私も4話でハマってきました…!)
特にユ・ジテの大人の魅力にやられている視聴者が多いです…!
ユ・ジテの重厚な演技が素敵…!
イ・ボヨンとユ・ジテ、最高のキャスティング
過去シーンが美しい
文学作品を読むようだ
ストーリーは古くさいと言えば古くさいのですが、何よりキャストが素敵なので、美しい映画を観ているような感覚で見ています。
脚本・監督情報
「花様年華-人生が花になる瞬間」の脚本・監督情報も確認しておきましょう。
(「ボスを守れ」「糟糠の妻クラブ」)
脚本: チョン・ヒヨン
今のところ、過去と未来をシンクロさせる感じがとてもよく、今後の展開も楽しみです。
日本放送の予定
「花様年華-人生が花になる瞬間」の日本放送は、Mnetに決定したようです…!
2020年9月21日(月)スタート
毎週月・火/後10・00~
2020年9月6日(日)1話先行放送
Mnetを視聴する場合は、スカパーに加入する必要があります。
まとめ
ということで、ユ・ジテ&イ・ボヨンの新ドラマ「花様年華-人生が花になる瞬間」について、あらすじや韓国での視聴率、見どころなどをご紹介しました。
ヒーリング系ドラマ、落ち着いた雰囲気が好きな視聴者の間で、じわじわと人気が出そうな予感がしています。ピアノ曲をメインとしたOSTがとても素敵で、私もすでにヘビロテ中です(笑)
わかりやすく展開するドロドロドラマから、キュンキュン系、そして、こういう大人ドラマまで幅広いタイプの作品で楽しませてくれるのが、韓国ドラマの魅力ですよね~。
しばらく、週末の癒しになりそうです。
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