2022年 SBS・MBC・KBS演技大賞:受賞結果一覧・授賞式見どころ

韓国在住KdramaライターMisa
2022年の12月末に開かれた地上波3局SBS・MBC・KBS演技大賞について、受賞結果と授賞式の見どころをまとめて紹介します!
こちらの記事では演技大賞の概要・受賞予想をしています。「演技大賞って何?」という方は、こちらからご覧ください!
関連記事

韓国在住KdramaライターMisa2022年の12月末に開かれる地上波3局SBS・MBC・KBS演技大賞について、放送予定・受賞予想・日本での視聴方法をまとめて紹介します!演技大賞とは?演技大賞とは、地上波3局[…]

2022 MBC演技大賞 見どころ

まずは、12月30日に他2局より一日早く開催されたMBC演技大賞。

韓国放送:12/30(金) 20:30~
日本語字幕版:KNTVで2/16(木)20:00~
司会:キム・ソンジュ、スヨン(少女時代)
賞の種類も、昨年と大きく変わらず、ほとんど事前予想通りの結果でした!

全体を通じて印象的だったのが、スヨンの安定した司会っぷり。

冒頭から「全然緊張しませんね(笑)」と落ち着いていて、ところどころユーモアを交えながら、どうしても俳優たちだけだと笑いが起きにくい演技大賞の会場を盛り上げていました。

フリーアナウンサーで落ち着いた雰囲気のキム・ソンジュとの組み合わせがちょうどよくて、今回3局の中では一番、安心して見られた司会だったと思います。

また、「ビッグマウス」チームで参加していたユナと、ところどころアイコンタクトしながら、お互いの受賞の場面では面白いリアクションをしたり…少女時代の”ケミ”も良かった!!

ちなみに、私は会場の客席で観ていたのですが、ヘリはカメラに映ってない瞬間も元気で明るくて、テレビで観るそのままだな〜!という感じでした。

隣に座っていたユナに手鏡を貸してあげたり、ITZYの舞台では誰よりも大きなリアクションをしていて、好感が持てました(そして、細かった〜!)

1部と2部の間に行われた、祝賀ステージはITZY!

そして、授賞式を見ながら気になった作品が、単幕ドラマの「イノシシ狩り」。

この作品で助演賞を受賞したイェ・スジョン、最優秀演技賞を受賞したパク・ホサンというベテラン&私が大好きなお二人が「台本を観て是非やりたいと思った」「視聴率は出なかったが、是非見てほしい作品」と言っていた作品。

内容は重たそうですが、、全4話ということで、これは観てみなきゃ!と思っています。
(なお、日本でも3月26日よりKNTVで放送されるようです!関連記事

「イノシシ狩り」観ました!面白かったです!

スヨンが優秀演技賞を受賞した「ファンレターを送ってください」も気になる!(全4話/こちらも3月にKNTVで日本放送)

少し予想と違った点は、最高視聴率9.8%を記録した「トレイサー」のキャストがあまり表彰されなかったこと。

会場に主役のイム・シワンや、他のキャストもほとんど参加してなかったため、会場の参加者を観た瞬間に「あ、トレイサーはあまり表彰されないんだ…」とわかりましたが、視聴率も他の作品より高かったので、ちょっと意外でした。

逆に、現在放送中の「禁婚令、朝鮮婚姻禁止令」が、視聴率ではその半分ぐらいにも関わらず、複数の賞を受賞。
このあたりは、俳優が当日授賞式に参加できるかどうかの事情や、「放送中の作品をより盛り上げたい」という局側の意向も反映されたのでは?と思います。

ということで、イム・シワンと予想した最優秀演技賞は「ゴールデンスプーン」のユク・ソンジェが受賞。

ちなみに、ユク・ソンジェは、実は放送が始まる時点では会場に居なかったのですが、2部が始まるタイミングで合流。受賞コメントでも話していましたが、なんとコンサートを終えてから駆けつけたんだそうです!

そして、各賞で授賞者として、昨年の授賞者または、2023年の新ドラマのキャストたちが集まりました。
昨年、最優秀演技賞を獲った2PMのジュノや、大賞を受賞したナムグン・ミンも登場。

新ドラマ情報で気になったのは、上半期に放送される予定のウ・ドファンとボナの「朝鮮弁護士」。

「ザ・キング〜永遠の君主〜」を最後に入隊していたウ・ドファンの除隊後、初作品であり、「二十五、二十一」のユリム役で注目された宇宙少女ボナ(キム・ジヨン)が今回ついに主役!!ウェブトゥーン原作で、朝鮮時代の法廷ドラマということで、楽しみです。

そしてそして、2022年のMBC演技大賞、最大の見どころは、やはり、後日話題になったイ・ジョンソクの大賞受賞スピーチでしょう!!!

いやいやいやいや、驚きましたよ〜〜〜!!!(笑)

スピーチの瞬間も、その「支えてくれた誰か」に対する並々ならぬ愛情を感じて、「これは、もしかして相手は女性なのかな??」と思って気になっていたのですが、翌日のIUとの熱愛報道&認めるコメント。

元ファンクラブ会員としては、貴重な瞬間に生で立ち会えて嬉しい限り(笑)是非、みなさんも字幕版の放送でコメント全文を確認してください〜!

2022 MBC演技大賞 受賞結果一覧

ということで、2022 MBC演技大賞の受賞結果は、こちらの通り!

2022 SBS演技大賞 見どころ

続いて、12月31日の大晦日から元旦にかけて開催されたSBS演技大賞。
韓国放送:12/31(土) 20:35~
日本語字幕版放送:KNTVで3/9(木)20:00~
司会:アン・ヒョソプ、キム・セジョン、シン・ドンヨプ
2021年までは、一つの賞での共同受賞が多かったのですが、2022年は賞をドラマのジャンルで細分化。各賞で基本、男女一人ずつを選びながら、幅広いドラマでまんべんなく授賞できるように大幅な変更が加えられていました。

司会のアン・ヒョソプがガチガチに緊張しているのは想定内でしたが(笑)、セジョンも意外と緊張してる感じでしたね〜!

他の局の演技大賞にはない、SBS演技大賞ならではの見どころの一つは、毎年恒例のドラマ名場面を利用した寸劇ミニドラマ(笑)。
その年に、SBSで最も話題になったドラマの若手俳優たちが出演する10分程度のミニドラマなのですが、例えば2022年の場合は「大賞のトロフィーを盗んだのは誰だ?!」ということで、「わずか1000ウォンの弁護士」のキム・ジウンとパク・ジヌコンビが、大賞候補の各俳優たちを容疑者として訪ねていきます。
2022年はSBSで「わずか1000ウォンの弁護士」「アゲイン・マイ・ライフ」2作品に出演したキム・ジウン


と言っても、大賞候補の俳優たちの映像は、全てドラマの名場面を切り取ったものなのですが、全く別のストーリーの寸劇の中に、うま〜く編集されてるいて面白いんです!(笑)
これから授賞式をご覧になる方は、是非、このミニドラマをお楽しみに…!

各賞の中で、印象的だったのが、まず、青少年演技賞。

授賞者として登場した昨年の受賞者「ラケット少年団」のタン・ジュンサンと、イ・ジェインが1年ですっかりオトナな雰囲気になっていたのにも驚きつつ、「なぜオスジェなのか?」で受賞したイ・ユジンの成長ぷりとコメントが印象的でした。

「SKYキャッスル」でオ・ナラの息子役で出ていた時は、身長が159cmスポーツ刈りでちょっとぽっちゃりしていたのですが、

その後、2年ぐらいで身長が20cm以上伸びて、今は別人のよう!(「プロデュースX101」でアイドルデビューにも挑戦していましたね)

しかも、受賞コメントでは、家族への感謝よりも後、最後の最後に、世話になった人として「オ・ナラ先輩」と名前を挙げたのには、会場も沸いていました〜!(よほど「SKYキャッスル」以降、お世話になっているのでしょう〜!)

同じく青年演技賞を受賞したキム・ミンソ(「ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム」)は、「海街チャチャチャ」でオ・ユンの娘役で記憶している方も多いのでは。

サバサバして、大人顔負けのコメントで、やっぱりこの子は大物の予感がする…!!!! 今後が楽しみです。

ちなみに、成長したといえば、授賞者で登場したキム・ガンフン君!!

見るたびに身長が伸びて大人びているのですが…なんと、また11cmぐらい背が伸びて今、171cmなんだそう!!!(でもまだ中2!!)

お祝いステージは、J.Y.Park(パク・ジニョン)と、アイドル出身の俳優たちのコラボが見応えがありました!!!

新ドラマ情報で気になったのは、まず、MBC演技大賞「ビッグマウス」では授賞式に参加していなかったパク・ジュホンが授賞者で登場し、「浪漫ドクターキム・サブ シーズン3」を撮影中だということを明かしてくれたこと!!!(アン・ヒョソプもシーズン2に続いて出演する模様)

関連記事

こんにちは、ソウル在住ブロガーMisaです。今日は、先日韓国で放送が終わったばかりの「浪漫ドクターキム・サブ2」というドラマについて紹介します。このシリーズ何となく名前は知っていたのですが、シーズン1は見たことなかったんです[…]

それから、1月6日から放送スタートのイ・ソンギュン&ムン・チェウォンの「法銭」も楽しみです!!

そしてやっぱり、2022年のSBS演技大賞は、ナムグン・ミン、イ・ジュンギ、キム・ナムギル、ソ・ヒョンジン、キム・レウォンのうち、誰が大賞を受賞するか!?
大賞以外の賞を、この人気主役俳優たちが、どうやって分けるのか??が一番の見どころでした。

キム・レウォンは、会場に居なかったので、大賞は4人のうちから選ばれると思いましたが…最後の最後まで、読めなかった!!!

SBS演技大賞の場合、同じ人がいろんな賞にノミネートされるため、必ずしも、ノミネートの中で選ばれなかった=受賞を逃したということではなく、もっと上の賞で受賞可能性が多分にあるのです。(一方、MBCの場合は、該当する賞1つだけにノミネートされます)

この4人の誰を大賞にして、他の3人をどう各賞に割り当てるか?は、スタジオSの関係者も頭を悩ませたことでしょう(笑)

結果的には、賞の構成まで変えて、うま〜く4人を収めていて、あっぱれ!!!!(いや〜、こういう「絶妙なバランス」を取るのが演技大賞の特徴 笑)

去年、キム・ダミ&チェ・ウシクが受賞した「ディレクターズアワード」を、大賞の直前に発表&単独授与で「特別感」を演出してナムグン・ミンに、というのは流石に予想ができませんでした(笑)

視聴率で言ったら圧倒的に「わずか1000ウォンの弁護士」が15%超えの高視聴率だったので、ナムグン・ミンが大賞なはずなのですが、やはり他局も含めもう2年連続で大賞を受賞している、というところで、本人も他の人に譲りたいという意向があったのでは?と推察します。

しかし、そうなると、イ・ジュンギとキム・ナムギルどちらにあげるのか??

過去の授賞者を見る限り、大賞では、視聴率の次に俳優のキャリアが重視される傾向があるのですが…

視聴率で見ると、「アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~」は最高12%、「悪の心を読む者たち」は最高8.3%。

一方、キャリアで見ると、キム・ナムギルは、2019年に「熱血司祭」でSBS演技大賞を受賞した経験があり、イ・ジュンギはまだ演技大賞で大賞の受賞経験はありません。年齢やデビュー年を考えると、キム・ナムギルのほうが2年ほど先輩です。

ということで、2作品の視聴率、キャリアの差を考えると、どちらが受賞してもおかしくなかったと思います。

イ・ジュンギは、おそらく候補の中で一番、「大賞を取りたい!!」気持ちが強かったのでは?最優秀演技賞の受賞コメントにもそれがにじみ出ていました。

ただ「悪の心を読む者たち」は、オリンピック放送で途中何度も放送休止になった影響で、視聴率が伸び悩んだものの、ドラマ好きの間では(おそらく業界の人々の間でも)、すごく評価の高かった作品だったし、社会的メッセージもある作品でした。(私の2022年ベストドラマTOP3にも入ります!!)

そんな作品性に加え、「熱血司祭」のコメディ・アクション演技とは180度違う、寡黙で重みのあるプロファイラー役を見事に演じた、キム・ナムギルの演技力の幅の広さが、大賞の決め手になったのではないでしょうか!!!

しかも、コメントも素敵すぎてシビれた〜〜〜〜!!!

「悪の心を読む者たち」、素晴らしい作品なのでまだ観ていない方はぜひ観てみてください!(日本では1月19日からまた放送があるようです)

関連記事

韓国ソウル在住ブロガーMisa韓国で現在6話まで放送中の「악의 마음을 읽는 자들(悪の心を読む者たち)」について、実際視聴した私が、これから観る方に向けて、キャスト・韓国での反応・日本での放送予定などを紹介していきます[…]

2022 SBS演技大賞 受賞結果一覧

ということで、2022 SBS演技大賞の受賞結果は、こちらの通り!ちなみに、「ジャンル」というのは韓国では「ジャンル物」といって、ジャンルの特性が際立っている作品=主にスリラー・サスペンス・ホラー・SFドラマなどを指す言葉です。

 

2022 KBS演技大賞 見どころ

SBSと同じく12月31日に行われたKBS演技大賞。
韓国放送:12/31(土) 21:20~
日本語字幕版:KBS Worldで1/21(土) 15:00~
司会:ジョン・ヨンファ(CNBLUE)、チョン・ヒョンム、イ・ヘリ(Girl’s Day)
MBCと同じように、賞の種類は大きく変わらなかったのですが、突出した視聴率の作品がなかった分、まんべんなく幅広い作品で少しずつ受賞した結果となりました。その分、最も多くの作品、俳優たちを知ることができた授賞式だったとも言えます。
KBS演技大賞で、まず最初に毎回驚かされるのが、序盤に発表される「青少年演技賞」。
SBSにも同様の賞があり、だいたい10代の俳優が受賞するのですが、KBSの場合は、家族物を多く扱う毎日ドラマや週末ドラマも対象になるため、青少年演技賞=10歳未満の子どもたちが受賞することが多いのです。
今回受賞したチョン・ミンジュンくん、ユン・チェナちゃんはどちらも8歳。
なぜ驚くのかというと、毎回この子役たちの受賞コメントが大人顔負けなんです!!(笑)

大人でも頭が真っ白になるのに、しっかりお世話になった方の名前を並べて感謝を伝えるとともに、しっかり視聴者にまで挨拶する子役が多くて、毎回驚き&ほっこりする場面です。
(よほど、お母さんたちがしっかり仕込んでいるんでしょう)
KBSは祝賀ステージも印象的だったのですが、特に驚いたのは新人賞も受賞した「カーテンコール」のチョン・ジソが歌を披露したこと。(日本では映画「パラサイト」の金持ち家の娘役で記憶している方も多いはず)

「え、この子歌手なの?!」と思ったら、中学生まではなんとフィギュアスケートの選手で、そこから俳優に転向。

歌やダンスも得意で、現在、バラエティ番組でも歌を披露していることもあり、今回もステージを任されたようです。

「カーテンコール」でもかなり演技が上手だったので、注目していたのですが、とっても器用な俳優さんのようです〜!

また、会場で観ていると、普段あまり自分は見る機会がない毎日ドラマ・週末ドラマが、特に中高年の視聴者の間では、とても愛されていることも感じました!(おばさまたちの反応が熱かった 笑)

実は、ミニシリーズでおなじみの俳優が出演していたりして…

「三姉弟が勇敢に」には、「ボイス」シリーズのイ・ハナ、「雪の女王」「私を愛したスパイ」のイム・ジュファンも出演。(現在、日本でもKBS Worldで放送中)

「ヒョンジェが美しい」は、「製パン王キム・タック」のユン・シユン、「ナビレラ」のハラボジを演じたパク・イナンも出てるんですね〜!

左が先ほど紹介したイム・ジュファン、右がユン・シユン。

なお、ユン・シユンは今回長編ドラマ部門の優秀賞を受賞。

受賞コメントでは、「製パン王キム・タック」では国民的な人気を得たものの、その後は、なかなか次のヒットを生み出せず、長い間悩んできた葛藤。そして、週末ドラマにチャレンジして、先輩たちに囲まれて葛藤から抜け出せたという話があり、その過程を見てきた往年の韓ドラファンとしては、胸が熱くなりました。

また、個人的に大好きな俳優さんたちが揃った「助演賞」。
「イカゲーム」以降、各局で引っ張りだこなホ・ソンテ(「最愛の敵〜王たる宿命〜」時代劇にも出てたのね〜!)、「賢い医師生活」にも出演していたパク・ジヨン(最愛の敵~王たる宿命~)。

いつも個性的なキャラクターを演じるイェ・ジウォン(「太宗イ・バンウォン」)、そして、会場も沸いたほど幅広い層に愛されるソン・ドンイル。

「応答せよ」シリーズファンとしては、ソン・ドンイルが舞台からはける瞬間、ヘリが近寄ってハグしてお祝いしていた瞬間を見逃しませんでした〜!!(アッパ〜おめでとう!!)

そして、今年も”全然選んでない”ベストカップル賞は、8組も選ばれました(笑)←ここまで来ると、選ばれないほうがガッカリしそうな数

「椿の花咲く頃」が人生ドラマである私にとっては、カン・ハヌルが「カーテンコール」での北朝鮮の方言を披露してくれたのと同時に、久しぶりに「椿の花咲く頃」の忠清道の方言でヨンシク節が聞けたのも嬉しかった〜!

カン・ハヌルは人気賞、ベストカップル賞、最優秀演技賞を受賞。

まずはじめに、画面から一瞬消えてしまうほどの深いお辞儀。そして、「良い俳優になる前に、良い人間になりたいと思います」という、どんな授賞式でもお決まりの締めコメントはやっぱり健在でした!!!(これには、客席で隣りに座っていた人も「おお、やっぱり」と反応していたほど、もう有名な”ハヌル節”!)

カン・ハヌルと同じように、人気賞、ベストカップル賞、最優秀演技賞を受賞を受賞した、EXOのディオ(ド・ギョンス)。

「真剣勝負」は、残念ながら視聴率は高くなかったのですが、ディオの厚みのある演技は健在!!会場にはファンも多くて、ひときわ大きな歓声が上がっていました。

なお、キャラクターが好感が持てたのが、ディオと一緒に「真剣勝負」の主演を努めたイ・セヒ。

昨年KBSで大ヒットを記録した週末ドラマ「紳士とお嬢さん」の主役でもありますが、性格がすごくサバサバしてて明るくユニークな感じで、彼女のコメントだけで何度か笑いが起きる場面も(笑)

そして、今回の3局の演技大賞の中で最も予想ができなかった、KBS演技大賞の大賞!

途中から、会場にいるのに、全然受賞しない「太宗イ・バンウォン」のチュ・サンウクが受賞することはある程度読めましたが…

チュ・サンウクは、同じ会場に奥さんであるチャ・イェリョンも居て、彼女も優秀賞を受賞したので、嬉しかったことでしょう〜!
(受賞コメントで、お互いについてコメントしているところも注目ポイントです!!)

しかし、「法に則って愛せ」を楽しく見た私でも、イ・スンギのこの作品での大賞は全く予想できなかったし、とても意外でした。

MBCの演技大賞がイ・ジョンソクのコメントに全部持っていかれたとすれば、KBS演技大賞はイ・スンギのヘアスタイルとコメントが最も記憶に残ったと言っても過言でもありません(笑)

というのも、イ・スンギといえば、最近、長年所属した事務所と収益の精算を巡って法的なトラブルが発生していることは韓国では有名。

そのため、坊主頭で登場した瞬間、誰もが「あ、、あのトラブルとなんか関係あるのかな…?!」と思ってしまったほどだったのです。(客席では実際、登場した瞬間、若干のざわつきが 笑)

マイクを渡された瞬間「僕の髪型を見て、皆さん気まずそうな顔をするのですが、これは決してあの件とは関係なくて、住職役の映画「大家族」を撮影中のためです」とコメントし、会場ではホッとしたような笑いが起きました。

また、大賞のスピーチでも、

今、こんな状況の自分が会場に来てよいのか、ギリギリまで悩んだが、作品に込められた努力が無駄にならないために来ることにした
10~20年後にこの場にいる俳優たちのためにも、当然の権利を勝ち取って行きたい

と話していて、彼を取り巻く現状を知った上で聞くと、とても重みのあるコメントでした。
「法に則って愛せ」が、高視聴率を記録したわけはなかったものの、イ・スンギがこのタイミングで大賞を受賞したのは、ある意味、苦しい状況にある、彼へのエールも込められていたのでは?と感じました。
イ・スンギの今後の活躍を応援します〜!

2022 KBS演技大賞 受賞結果一覧

ということで、2022 KBS演技大賞の受賞結果は、こちらの通り!

2022年 演技大賞:日本での視聴方法

最後に、各演技大賞の日本語字幕版の視聴方法について、もう一度まとめておきたいと思います。

日本語字幕版の視聴方法
MBC演技大賞

2/16(木)20:00~KNTVで放送

KBS演技大賞
1/21(土) 15:00~ KBS Worldで放送

SBS演技大賞
3/9(木)20:00~KNTVで放送

放送の詳細・最新情報はこちらで確認できます。

演技大賞は、自分がまだ見ていない・日本で放送していないドラマを知る機会になるとともに、受賞コメントなどから、普段ドラマの演技だけでは知ることのできない、俳優の性格や個性も垣間見れる楽しみがあります。

上記の日程では、全て日本語字幕版で放送されるということで、是非、コメントの細部まで注目してみてみてくださいね〜!

ドラマの授賞式・種類などは著書「韓国ドラマの知りたいこと、ぜんぶ」でも詳しく解説↓

関連記事

韓国在住KdramaライターMisa2022年5月21日に初の書籍「韓国ドラマの知りたいこと、ぜんぶ」を発売することになりました!いつも、ブログやSNSを観ていただいている皆さん、ありがとうございます。この度[…]