【映画レビュー】「白頭山大噴火」イ・ビョンホン&ハ・ジョンウ夢の共演!:見どころ・韓国評価など

こんにちは、ソウル在住ブロガーMisaです。今日は、韓国で12月19日から公開になった映画「백두산(ペクトゥサン/邦題:白頭山大噴火)」をご紹介します。

「白頭山大噴火」豪華すぎるキャスト

この映画は、主役級の役者が勢ぞろい!特に、イ・ビョンホンとハ・ジョンウという豪華すぎる2人の初共演。

その他にも、マ・ドンソク、スジも出演しています…!

「白頭山大噴火」あらすじ概要

北朝鮮と中国の境目にある「白頭山」は、富士山と同じく活火山。映画はこの「白頭山」が噴火するところからストーリーが始まります。

噴火による地震、火事…韓国も北朝鮮も大混乱に陥ります。

韓国政府は非常事態宣言を出し、秘書官(チョン・ヘジン)は、

地質学者(マ・ドンソク)カン・ボンレ教授に協力を要請します。

そして、更なる大噴火を防ぐため、韓国軍爆発物処理班の大尉(ハ・ジョンウ)

北朝鮮の工作要員(イ・ビョンホン)は、朝鮮半島の沈没を防ぐため、秘密作戦の任務を託されます。

白頭山最後の爆発まで、残された時間はごくわずか。工作員だけに、一筋縄では行かないイ・ビョンホンに振り回されながら、作戦を成功させることができるのか…!?

「白頭山大噴火」みどころ

このドラマの見どころは、まず災害映画だけに、何といってもスピード感とCGを活用した映像の迫力。

江南駅が大変なことになったり、実際の場所が災害により破壊されていく様子が描かれます。これはホント、映画館で観る価値がある迫力の映像です。

こちらは、ハ・ジョンウとマ・ドンソクも出演した大ヒット作「神と共に」の制作陣による作品。観ながら、「ああ、確かにCGの使いっぷりとスケール感が似ている…!」と思いました。

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2017年/ハ・ジョンウ, チャ・テヒョン, チュ・ジフン出演

冒頭からすごいスピードで展開していくので、一気に引き込まれます。

キャストの豪華さは言うまでもないんですが、主演5名に1人ずつ着目してみましょう。
まず、何といってもイ・ビョンホンとハ・ジョンウの夢の共演!初めての共演というのが意外。

画面でこの2人のやり取りを見ているだけで、「なんて豪華なんだ…」とため息が出ました(笑)

特に、イ・ビョンホンは個人的には久しぶりにスクリーンで見たんですが、登場した瞬間から存在感が圧倒的でした…!う~ん、やっぱりすごい役者さんです。

ハ・ジョンウは、一年中映画撮ってるんじゃないかと思うくらい、年間に何回も、しかも大作に出演する映画界を代表する俳優さん。すでに、今週公開予定の別の映画にも出てる…笑 すごい…。

そして、そのハ・ジョンウに負けないぐらい、スクリーンでよく見かけるマ・ドンソク。

この映画の公開時には、同時に「始動」にも出てましたからね~。

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しかも、まったく正反対の役柄!!この「白頭山」では、珍しく(?)頭脳派の教授役。

私がこの映画を観たのが「始動」を観た直後だったので、2つの役柄のギャップが凄くて、、凄い役者さんだな~!と改めて思いました。

そして、スジがハ・ジョンウの妻役で登場。

「スジがハ・ジョンウの妻役!?」と思って調べてみたら、実年齢はなんと15歳差…(笑)まあ、映画の中では、15歳差にまでは見えませんでしたが…違和感はありましたね。。スジは最近、ドラマ「バカボンド」でもハードな内容な作品に挑戦しています。

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そして、5人目の主演は、チョン・ヘジンさん。

この方、最近「検索ワードを入力してください:WWW」というドラマに出ていて、印象に残っていたのですが、調べてみたらなんと、イ・ソンギュンさんの奥さんなんですね~!(知らなかった…!)

映画「パラサイト」出演時のイ・ソンギュンさん

「白頭山大噴火」韓国での評価

「白頭山大噴火」の韓国での評価について、NAVERの評価を紹介しておきます。

・観客評価:7.48点/10点
・ネチズン評価:5.93点/10点
・評論家・記者評価:5.67点/10点
・動員数:820万人(公開約1か月)
まず、動員数が820万人ということで、韓国でも年末年始で観客数がしばらくずっとTOPだったほど、多くの人が見に行ったヒット作となりました。
「白頭山の噴火」というのは、日本で言うと「富士山の噴火」のようなもので、実際にそろそろ噴火が起こるのでは?と予想されているため、そういった意味でも観に行く人が多かったようです。
実際に起こるかもしれない災害、これだけの豪華キャスト…多くの人が期待して観ただけに、評価はかなりシビアなものになっています。
極端な低評価を付けた人々が批判している理由の一つが、実はこの映画、現在の政治情勢を踏まえて観ると、意外と政治色が強い。
北朝鮮と韓国の軍人が力を合わせて」というテーマ設定そのものが現政権寄りだったり、
劇中に登場するアメリカ軍の描かれ方が、反米と捉えられてもおかしくない、わかりやすい描写でした。まあ、その時の政権の思惑が、映画のテーマや表現にも影響するのは、韓国映画あるあるですが、、
あとは、「キャストの豪華さに比べて、ストーリーがもの足りなかった」という声が多かったようです。
↓予告編(韓国語)

「白頭山大噴火」個人的な感想

※ここからは、あくまで個人的な感想です。

今回、NAVERでの評価は消して高くなかったのですが、私自身は「映画としては結構面白かった」というのが率直な感想でした。

特に、政治色やリアリティ部分が気にならないであろう、日本人の観客が観たら、単純に迫力のある災害映画として楽しめるのではないでしょうか。韓国人でも私の周りの友人たちは、割と楽しんで観た人が多かったです。

ということで、オススメ度はこんな感じ。

オススメ度:★★★★☆(4点/5点)

「白頭山大噴火」日本公開予定について

現時点で、「백두산(白頭山大噴火)」の日本公開予定については、情報がありませんが、記事によると「世界90カ国・地域に販売された」ということなので、ほぼ間違いなく日本も公開されるのではと思われます。シネマートさんでやりそうな予感です。

日本公開時の邦題は、そのまま「白頭山」にサブタイトルが付くかな~。(まさか「日本沈没」みたいに「朝鮮沈没」とすると、物議を醸しそうなので、それは無いとして…笑)

追記
2021年8月27日(金)からTOHO系で公開が決定しました!邦題は「白頭山大噴火」です。

まとめ

ということで、映画「백두산(白頭山大噴火)」の見どころなどをご紹介しました。映画館で観るべき映画なので、公開されたら是非映画館に足を運んでみてください!

『백두산(白頭山)』(邦題:白頭山大噴火/英題:ASHFALL

・韓国公開日:2019年12月19日
・上映時間:128分
・日本公開:2021年8月27日

AmazonPrimeで見られる最新映画

2017年公開/ソ・ジソプイ&ソン・イェジンで日本映画をリメイク
2019年公開/ハ・ジョンウ, チャ・テヒョン, チュ・ジフンという豪華キャスト。韓国でも大ヒットした作品。


※画像はすべてNAVERからお借りしました。