【映画レビュー】「シンクホール」チャ・スンウォン&キム・ソンギュン主演/あらすじ・感想・キャスト・韓国評価

韓国在住K-dramaライターMisa
韓国で2021年8月11日に公開された映画「싱크홀(シンクホール)」を実際に映画館で見た私が、あらすじ・キャスト・韓国評価をネタバレ無しで紹介します。

映画「シンクホール」とは?

韓国で2021年8月11日に公開された映画「싱크홀(シンクホール)」。

主演は、ドラマ「最高の愛」やバラエティ「三食ごはん」でおなじみのチャ・スンウォンと、「応答せよシリーズ」でおなじみの個性派俳優キム・ソンギュン。

そして、ドラマでもバラエティでも大活躍のイ・グァンス、

「キングダム」シリーズのキム・ヒェジュンも同時に主演に名を連ねています。

シンクホールとは、地下に空洞ができて地盤沈下してできた穴を指しますが、まさに遂に手に入れたマイホームが一瞬にしてシンクホールに沈んでしまうという災害を描いた映画です。

韓国ではこれまでも、「EIXT」や「白頭山大噴火」など、災害系の映画は人気があり、人気俳優たちが出演するケースが多いのですが、

この「シンクホール」も、公開初日に14万人を動員し、初日動員数では今年の映画の最高の成績を記録しました。

私も、好きな俳優がたくさん出ていて、「EIXT」のような緊張感と面白さを期待して、久々に映画館に足を運んだんですが…

う〜ん、正直、期待したほどではなかった…。。「EIXT」や「白頭山大噴火」には到底及ばないなあ…という感じ。

「白頭山大噴火」は2021年8月27日から日本公開!

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私のように俳優やジャンルを見て、期待した人は多かったはずなので、初日の動員数が凄いのは納得なんですが、多分観に行った人の中には、私と同じような感想だった人が少なくないのでは?と思います。

ということで、いきなり辛口なんですが、作品が気になっている人向けに、あらすじ・キャスト・韓国での評価などをネタバレなしで紹介したいと思います。

「シンクホール」あらすじ・キャスト

「ソウルでマイホーム購入」という長年の夢をやっと叶えたドンウォン(キム・ソンギュン)一家。

同じマンションに住むマンス(チャ・スンウォン)とは、初対面から最悪の出会いでしたが、事あるごとに何かと関わりが生まれます。

様々な職業を掛け持ちするマンスは、息子と二人暮らし。息子役は「スタートアップ:夢の扉」のジピョン少年でもおなじみのナム・ダルムくん!

ある日、ドンウォンは、引っ越し祝いで、会社の後輩たちを家に招待します。

会社の後輩役には、イ・グァンス(大好き〜!)

しかし、一瞬で夢のマイホームはこんなことに…!

地下500メートルまで落ちたマイホームとドンウォンたちは、どうなってしまうのか…!?

助演にも、ドラマでおなじみの俳優さんが沢山登場します。

監督は、2012年の映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」のキム・ジフン監督です。

「シンクホール」韓国での評判

*ここからは辛口も含みますので、観たくない方は、飛ばしてください。
「シンクホール」の韓国での評価について、NAVERでの評価を紹介しておきます。

観客評価:8.4点/10点
動員数:65万人(公開5日目時点)

*観客評価は、9点を超えれば高評価、8点台が平均、7点以下だと低め。公開直後は高めで、その後徐々に下がる傾向。

先程もご紹介したとおり、初日に14万人を記録し、最初の勢いとしては今年最高の盛り上がり。公開5日の現時点でも、日別の動員数で1位を記録していますが、やはり評価の落ちるペースが少し早いので、最終的にはギリギリ8点か、下回る可能性がありそうです。

韓国視聴者の声
何も考えずに気楽に、笑って楽しむ映画
俳優たちのケミはとても良い
これだけの俳優ならもっと良い作品が作れたはず
コメディも感動も中途半端
90年代ギャグとCG。緊張感のない災害映画
ということで、「気楽に楽しめた」という反応と、「災害映画としてはイマイチ」という反応で分かれています。
というのも、この映画、災害映画にしては、結構コメディが多め。
それはそれで悪くないのですが、全体的に災害映画の魅力である緊張感が足りないため、「コメディを楽しめた」という人と「災害系映画ならではの緊張感を期待したが、そこが不足していた」という人で評価が分かれる結果に。
私も、視聴者の声にもあったように、災害映画としては緊張感が不足気味で、感動も笑いも中途半端だなと感じ、逆に改めて「EXIT」という映画の災害映画としての素晴らしさを再認識しました。
チョ・ジョンソク主演映画「EXIT」は現在Netflixで視聴できます
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「EXIT」では、緊張感・笑い・感動のバランスが絶妙。適度な緊張感でテンポよく見られ、観た後に思わず人に話したくなるようなネタまで仕込まれているという秀逸さで、大ヒットとなりました。
「シンクホール」では、チャ・スンウォン、キム・ソンギュン、イ・グァンスという、佇まいだけでも笑えてしまう個性あふれる3人の演技とケミは素晴らしく、笑えるのですが、
逆に、この3人を使って、これくらいのストーリー、演出はもったいないなあ…という感じ。
多分日本でも「初日の動員数が今年最高を記録した」という部分を強調したPRが行われると思いますが…それは映画への事前期待値であって、その後、実際に映画を見た人の評価とは別。
迫力があり緊張感あふれる災害映画は、映画館で観ることをオススメするところなのですが、この「シンクホール」はよほど俳優のファンでない限りは、配信での視聴でも十分かなという感じです。
ということで、個人的なオススメ度はこちらです。(※あくまで個人の主観です)
オススメ度:★★☆☆☆(2.5点/5点)

「シンクホール」日本公開についての情報

「シンクホール」の日本公開についての情報は、まだ今のところありません。「海外に販売した」という記事も出ていないので、まだ配給会社が決まっていない可能性もあると思います。

「シンクホール」という言葉が、日本ではあまり馴染みがないので、邦題はもしかしたら、地盤沈下?マンション崩落?的なアレンジした感じになるか、副題がつくのではと思います。

「シンクホール」の日本公開についての情報がわかりましたら、こちらにも追記したいと思います。

最後に

ということで、「シンクホール」のあらすじ・キャスト・韓国での評価・日本公開情報などについて紹介しました。

結果的に「シンクホール」より、むしろ「EXIT」や「白頭山大噴火」などの災害映画のおすすめを紹介する内容になってしまいましたが…チャ・スンウォン、キム・ソンギュン、イ・グァンスのケミはよかったです!!(笑)

俳優のファンの方は、チェックしてみてください〜!

싱크홀(シンクホール)
・邦題:未定/英題:SINKHOLE
・韓国公開日:2021年8月11日
・上映時間:113分
・日本公開:未定
・監督:キム・ジフン
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*画像はNEVERからお借りしました