【映画レビュー】「半島(ペニンシュラ)」感想:「新感染」続編/あらすじ・韓国評価

ソウル在住
ブロガーMisa
韓国で、2020年7月15日に公開された映画「반도(半島)/ペニンシュラ」を観てきました!大ヒット映画「新感染 ファイナルエクスプレス」から4年後の世界を描いた続編。今後、日本で見る方向けに、作品のあらすじ・キャスト・韓国での評判・感想などをネタバレなしで紹介します。

「新感染 ファイナル・エクスプレス」の続編!

「半島(ペニンシュラ)」は、日本でも大ヒットとなったサバイバルアクション映画「新感染 ファイナル・エクスプレス(原題:釜山行き)」のヨン・サンホ監督の新作で、新感染から4年後の世界を描いた映画。
人々が次々と謎のウイルスに感染し、釜山行きのKTXの中でどんどん人々がゾンビ化していく…という、前作の状態から「続編?4年後ってどういうこと⁉」と思った「新感染」ファンの方も多いはず。

今回は、予告編で公開されている範囲のネタバレなしの情報で、「半島(ペニンシュラ)」の概要をお伝えしていきます。

前作:「新感染 ファイナルエクスプレス」

「半島(ペニンシュラ)」概要

早速「半島(ペニンシュラ)」の概要について、予告で公開されている部分をご紹介しましょう。

人々がゾンビ化していったあの事件から4年後…、助かった人々で街が再建されていったわけではなく、韓国というか朝鮮半島全体が、廃墟と化しています…。

世界から完全に孤立し、誰も立ち入らない場所となってしまった朝鮮半島。

元軍人のジョンソク(カン・ドンウォン)は、香港に避難して暮らしていたものの、ある理由から4年ぶりに韓国の地に降り立つことになります。

時間内に目的を果たして、半島を再び脱出できるのか…?

「続編」という位置づけでありながらも、話がつながっているというよりは、「新感染」とはまた違う新しいストーリーを描いている、ということを監督もインタビューで答えています。

韓国でのフライヤーの裏面がこちら。

ポイントを翻訳してみます。

この夏、全世界が待っていた。アクションブロックバスター!
►STORY
「釜山行」から4年、廃墟となった地に残された者たちが繰り広げる最後の死闘を描いたアクションブラックバスター

►HOT ISSUE
ヨン・サンホ監督、3回目の国際映画祭招待!
「釜山行」「半島」一つの世界観でカンヌ国際映画祭公式招待

韓国映画で初めて披露する ポストアポカルリプス(*)世界観!
前代未聞の災害から4年、韓国は一体どうなってしまったのか?
*災害、戦争、疫病などの後の週末の世界を描くもの

また集結した「釜山行」制作陣!また大きくなったスケール!圧倒的なビジュアル!
想像できない廃墟となった半島のビジュアルが広がる

快感爆発の大規模カーチェイスアクション!スピード感&打撃感あふれる衝撃シーン!
ゾンビの群れを突破して半島を無限に疾走する!

「半島(ペニンシュラ)」キャスト

「半島(ペニンシュラ)」では、キャストは一新されています。主人公はカン・ドンウォン。

メインポスターに一緒に映っているのは、イ・ジョンヒョンという女優さん。映画がメインの女優さんのようで、今回私も初めて知った方。

あとは、出演者の中で最もドラマでおなじみなのは、クォン・ヘホさん(写真真ん中)

他にも、冒頭にはドラマにおなじみ方も、何人か登場します。
ドラマ・映画主役級が複数名出演していた「新感染」と比べると、ちょっとキャストが弱い感じは否めませんが、敢えて監督の意図なのかも…?

「半島(ペニンシュラ)」見どころ

「半島(ペニンシュラ)」の見どころは、何といってもそのスケールの大きさ。
制作費はなんと「新感染」の約2倍かかっているそうで、観て見ていてもとにかく、「お金かかってるなー!」と感じるシーンがたくさん登場します(笑)

なので、これは「絶対に映画館で観るべき映画」なのは間違いありません。

また、前半の伏線が後半にしっかり回収される感じや、悪役の描き方、ビジュアルのインパクトは、「新感染」と通じるものがあります。

特に、ヨン・サンホ監督が元々アニメ監督だけに、描かれるシーンの画が想像豊かというか、「新感染」の時も、実写映画監督ではなかなか発想できないような構図・ビジュアルなのが印象的でしたが、今回もそのビジュアルの凄さは健在。

なお、「新感染」を見ていない人が見ても、理解できる内容となっていますが、やはり「新感染」を見てからのほうが両作品の共通点など、細かい部分が楽しめると思います。

個人的には本当に、前作の世界観をベースとしながらも、さらに新しい世界観にチャレンジしている、という印象を強く受けました。

「半島(ペニンシュラ)」韓国での評価

「半島(ペニンシュラ)」の韓国での評価について、NAVERの評価を紹介しておきます。

 観客評価:8.46点/10点
 評論家・記者評価:6.14点/10点
 動員数:35万人(公開初日)

動員数は、公開初日で35万人という、コロナ後最大の勢い。観客評価は、9点を超えれば高評価、大作の場合は8点台が平均、7点以下は低い、という感じなのですが、期待された割には高い評価が付いていません。観客のレビューを一部紹介します。

韓国観客の声
コロナ以降、映画らしい映画を久しぶりに見た
アクションシーンに見ごたえがあった
キャラクター設定や背景説明などが浅く、共感ポイントが不足していた
アクションシーンが多すぎて、ストーリーが記憶に残りにくい
全体的に、アクションシーンの迫力は凄く、アクション映画として映画館で見る価値ありと一定の評価を得たものの、前作「新感染」ファンからは、ストーリーラインの弱さを指摘する声が多く見られました。

また、私も感じた通り、評論家・記者のコメントでは「キャスティングが弱い」との指摘もありました。

「半島(ペニンシュラ)」個人的な感想

※ここからは、あくまで個人的な感想です。辛口も含まれますので、観たくない方は飛ばしてください。
私も、韓国の観客と同じような感想で、とにかくお金のかかったアクションシーンやビジュアルは凄かったと思ったのですが、ストーリーラインには、少し残念さが残りました。
前作「新感染」で印象的だった、事件が起こる前までの登場人物のストーリーの丁寧な描写や、人々の細かな感情の変化…その部分が、今回はあまり丁寧に描かれず、派手なアクションシーンが前面に出てしまった印象を受けました。
ただ一方で、「新感染」の単なる延長線上の作品になることを選ばず、敢えて新しいものにチャレンジしようとしたからこその表現であり、前作と同じ軸で評価すべきでないのかもしれない、とも思いました。
なお、個人的には、前作ではみんなに助けられた女性と子どもが、今作では、全く逆の描かれ方をしていた点が、印象的でした。そういう意味でも、各所に新しいチャレンジを感じる作品です。

スクリーンで見るべき映画らしい映画であり、新しいチャレンジをした作品としては、一定の評価ができるという意味で、オススメ度はこちらです。

オススメ度:★★★★☆(4点/5点)

「半島(ペニンシュラ)」日本公開について

現時点で、「半島(ペニンシュラ)」の日本公開予定については、具体的な情報がありませんが、すでに日本にも販売されたという情報があります。

なお、公開日については、日本以外の国では、7月~8月にかけて韓国公開から間もないタイミングで公開されるようなので、この作品については、日本でも映画「EXIT」のように、意外と早いタイミングでの公開になる可能性もあるかなと思っています。(9月頃…?)

邦題は、無難に行くと「ペニンシュラ」ですが、前回「釜山行」を「新感染」にしたぐらいなので、今回も全く予想しない邦題になるかも…?期待して待ちましょう。

韓国版予告編はこちら(字幕なし)

まとめ

ということで、「新感染」の続編である「半島(ペニンシュラ)」の概要と韓国での評価などをご紹介しました。
日本でもこの作品を待ちわびている方が多いと思うので、2020年中に日本でも公開されるといいですね…!
日本公開時には、是非、映画館で観てください!!

『반도(半島)/ペニンシュラ』(邦題:未定/英題:Peninsula)

・韓国公開日:2020年7月15日
・上映時間:116分
・日本公開:未定

※画像はすべてNAVERからお借りしました。

映画「パラサイト」をもう一度見返す…!

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