韓国で生活していると、日本の流行りものには疎くなっているのですが、それでもSNS上で、「よく内容はわからないけど、観た人がやたらオススメしている謎の低予算映画がある」ということだけは知っていて、気になっていた映画「カメラを止めるな」。
日本に一時帰国した時に観ようかなと思っていたのですが、弘大のミニシアターで1日1回だけ上映しているのを知り、観に行ってきました。
パンフレットゲット!
今回は、早朝割引きでなんと6000ウォン(約600円)で観ることができました!
しかも、その安さでさらに、映画のパンフレットらしきものを無料でもらえました!(写真左側)嬉しい!これって韓国だけの特典なんでしょうか…?!
これは韓国語の勉強も兼ねて、観た後にじっくり読もう、、
途中からみんなで大爆笑
ミニシアターらしく、広告もなく本編が始まりました。
最初は本編を見ながら、韓国語字幕の翻訳を比較して「へー、訳すとこうなるんだ」と考えながら観る余裕があったのですが、途中からどんどんテンポが良くなり、それどころではなくなりました。笑
途中から周りの韓国人たちの笑いが止まらなくなり、妙な一体感が!笑
最後に拍手したいような気分になったのは、この映画が初めてでした!
この映画を紹介する際は、ネタバレしないのがお約束のようなので、「韓国人も大爆笑で超オススメ!」ということだけ伝えておきます。
韓国のネットでの評価
家に帰ってから、韓国のネットでの口コミを調べて見たら、10点満点中、平均9.1点の満足度。日本と同じように「知り合いに勧めたい!」という書き込みが多かったです。
印象的な韓国人の口コミを紹介。
ネットの評価を見て訪ねた、みすぼらしい名店のような映画でした。最初は、間違って来た、ただの流行か、と思ったけど、お店を出てくるときには、いつの間にかその味に惚れ、自分も他人におススメしてしまうような。グルメも映画も同じ。決して派手ではないが面白い映画でした。
うん、すごく良くわかる表現です。
端役まで主役級で固めた「万引き家族」と、役者も内容も対照的な映画で、その二つが同じ映画館で同時期に公開しているのが面白いな〜と思いました。
おそらく、韓国人からすると「万引き家族」のほうが日本映画っぽいイメージだと思うのですが、この映画はそれとは対照的にもかかわらず、国や世代を超えて「面白い」と思わせる熱があるんじゃないでしょうか。
韓国は日本よりさらに口コミの力が大きい国なので、これからさらにヒットするんじゃないでしょうか。韓国でも異例のヒット、ということで、すでに9月3日に監督が来韓することも決まっているようです。明洞の大きな映画館で舞台挨拶するみたいですね。
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雰囲気満点のミニシアター
今回行ったのは、弘大のミニシアター。どの作品も1日1回または、1週間に数回のみの上映。今は邦画だと「万引き家族」もやっていました。
雰囲気のある館内。映画マニアの人が通う映画館という感じです。
座席は80席ほど。平日の11時で、お客さんは20人くらいでした。
アートな建物:サンサンマダン
最後にこのミニシアターが入っている、サンサンマダンというビルを紹介しておきます。弘大の駐車場通りの一番奥にある、アートな建物。1階は雑貨屋さんで、弘大に何度か来た人ならなんとなくわかると思います。
建物自体がアートな感じで、映画館だけではなくライブハウスなども入っているようです。
近くに住む映画好きの韓国人は、よくここでマイナー映画を観るそう。
大きな映画館とはまた違った映画が楽しめる場所でした。また定期的に見にきいたいと思います。
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