「秘密の森2」序盤視聴感想・キャスト・あらすじ・日本放送・韓国視聴率

ソウル在住
ブロガーMisa
韓国で放送が始まっている「秘密の森2」について、実際に5話まで視聴した私が、これから観る方に向けて、どんなドラマか?(キャスト・韓国での反応・日本での放送予定など)を、紹介していきます。

「秘密の森」シリーズとは?

2020年9月現在、韓国で放送しており今回ご紹介するのは、「秘密の森 シーズン2」なのですが、前作の「秘密の森」についても簡単に説明しておきましょう。

「秘密の森(비밀의 슾)」
韓国放送:2017年6月
最高視聴率:6.6%(tvN)
2018年百想芸術大賞 TV部門大賞・脚本賞受賞作
日本でもNetflixで配信中
秘密の森 シーズン1のポスター
内容としては、警察・検察を舞台にした社会派ドラマで、シーズン1については、ある殺人事件をベースにストーリーが進んでいくサスペンスで、同時に「検察組織の闇」という社会的テーマにも切り込んだ骨太作品です。

ミュージカル界のトップスター、チョ・スンウが主役を務め、実力派ぞろいのキャストで見ごたえがあるドラマです

登場人物全員が犯人に思えてくるほど、演技派俳優たちの名演技が光り、緻密に作りこまれた脚本にも唸らされます。
2018年の百想芸術大賞では、TV部門大賞・脚本賞をダブル受賞。これは2020年の「椿の花咲く頃」と同じで、韓国では「名作」として認められた証です。
張り巡らされた伏線や、登場人物たちの人間関係を理解するのに少々集中が必要で、恋愛要素もないため、好みは分かれると思いますが、骨太の作品や、海外のサスペンスものなどが好きな方にはオススメの作品です。

ファン待望の「秘密の森2」

ということで、熱狂的なファンがいるこの「秘密の森」が、3年ぶりに帰ってきたということで、韓国でも放送前から、大きな注目を集めていました。
秘密の森 シーズン2のポスター
「秘密の森 シーズン1」を観た方は、「キャストがどこまで続投するのか?」「どこから話が始まるのか?」が気になったのではないでしょうか。
ここからは、シーズン1を見ていない方にもネタバレしないような形で、シーズン2の紹介をしていきたいと思います。

「秘密の森2」キャスト

まず、キャストについてですが、主要キャストはほぼシーズン1から続投しています。

子どもの頃にうけた脳手術の影響で、感情を感じない理性的なファン・シモク検事。(チョ・スンウ)

そして、正義感の強い刑事、ハン・ヨジン(ペ・ドゥナ)は、今回はロングヘア―。

そして、いつも権力を持った人に媚びを売る、お調子者?のソ・ドンジェ検事(イ・ジュニョク)も健在です。

また、ハンジョグループのイ・ヨンジェを演じるのは、ユン・セアさん。個人的には、この方も続投なんだ!というのはちょっと意外でした。(シーズン1の内容を踏まえると)

その他、警察・検察の周囲のキャストも継続しています!

そして、シーズン2からの新キャストが、まずこちらのチェ・ムソンさん。ドラマ好きの方は「応答せよ1988」のテク(パク・ボゴム)のお父さん役の印象が強いのではないでしょうか。

今回は、チョ・スンウ演じるシモクの上司、ウ・テハ役を演じます。(テクのお父さんとは、180度違った役…!)

そして、チョン・ヘジンさん。チェ・ビッというこちらは、警察庁の情報部長として、ペ・ドゥナ演じるヨジンの上司役です。

チョン・ヘジンさんは、イ・ソンギュンさんの奥さんで、最近「素敵な女上司」の役柄で登場することが多い女優さんですね。

「秘密の森2」あらすじ概要

さて、このようなキャストで展開する「秘密の森2」のあらすじをざっくりご説明しておきましょう。
まず、今回の「秘密の森2」のテーマは、警察VS検察。

今回のテーマを理解するためには、日本とは少し異なる検察と警察の関係性を理解しておく必要があります。
日本では、一般的に1次捜査を警察が行い、警察は自ら捜査令状を裁判所に請求することもできます。

このように、日本では警察と検察の関係が水平的であるのに対し、韓国では令状の請求は検察しか行うことができません。他のドラマでも度々登場する「検察と財閥の癒着」というのが起こるのも、捜査するかどうかの権限を検察が持っているからです。

このように、韓国では、検察が”起訴権”と警察への”捜査指揮権”の両方を持っていており、検察と警察は上下のような関係にあるのです。

今回は、この長年続いた制度を何とか変更して、警察が捜査権を持てるようにしたいという捜査権革新団の中心人物となるのが、警視庁情報部長のチェ・ビッです。

この韓国の「検察・警察捜査権調整」というのは、実際に文大統領が力を入れている検察改革の重要テーマの一つであり、2020年1月に実際にこれをめぐる法律ができたほど、タイムリーな内容。

冒頭から事件が起こり、事件の謎解きを行う中で「検察の闇」というテーマが見えてきたシーズン1と比べると、シーズン2では最初からこの「警察VS検察」というテーマが真正面から取り扱われます。

そして、シモクが所属する組織も、ヨジンが所属する組織もシーズン1とは微妙に異なります。

前回は、一つの事件を一緒に追っていた二人ですが、今回は、お互いの組織でこの「検察・警察調査権調整」を検討する代表団の一員となり、ある意味、敵同士のような関係性になります。

なお、ここまで読んで、シーズン1を見ていない方は、「シーズン1を見なくても、シーズン2を理解できるのか?」ということが気になるでしょう。

5話まで見て感じることは、「シーズン2からでも、わからないこともないけど、シーズン1を見てからシーズン2を見たほうが良い」と思います。

展開するストーリーは、シーズン2オリジナルのものなのですが、登場人物の大半が続投していることもあり、シーズン1を見ていないと、登場人物たちの人間関係を深く理解することができないからです。

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「秘密の森2」視聴率・韓国での評価

「秘密の森2」の韓国視聴率も紹介しておきましょう。
6話まで放送終了した現時点で、最高は初回の7.6%。これは、同じtvNの「愛の不時着」の初回視聴率6.1%と比べても高い数字で、いかに前作の人気と今作への期待が高いかがわかります。

その後は、6%~7%の間の視聴率で推移しています。
評価については、NAVERの掲示板や、周りの友人達の反応をまとめるとこんな感じです。

やはり「内容が難しい」との声が多い。専門用語を使った長セリフが多く、韓国人でも一瞬で理解が難しい部分があり、「Netflixの韓国語字幕で見てる」という人もいるほど。
深みのある内容が好きな視聴者は、「面白い」とハマっている。
前作のファンも、シーズン1と比べるとテンポや演出(監督が変わった影響)に残念さを感じるという声が多い。
ということで、視聴率が初回を最高として、微妙に下がってきているのは、やはりこの”難しさ”が多少影響していると思います。
ただ、記載の通り、難しい内容なので、字幕で見たり、繰り返して観たいという人が、テレビ放送よりもNetflixで視聴しているケースが多いと想定します。
私も、本当に字幕なしで理解するのが過去最高難易度のドラマで、リアルタイム視聴は諦め、Netflixの韓国語字幕で何度も止めたりしながら見ています。
「これはさすがに、難しすぎる…><」と友人たちに言うと、「いや、これ、韓国人でも聞き取るの難しいところあるよ」「私も字幕で見てるよ」いう人も多いです。
おかげで、最近の私の単語ノートには、やたらと警察や検察が使いそうな単語ばかりが並んでいます…(笑)
なお、新キャストのチェ・ムソンさんのウ・テハ役については、韓国視聴者の間で賛否があります。私も実は、役が合ってないのか、演技の問題なのか…ちょっと同じように違和感を感じるときがあります。
ただ、今回この人がとてもキーマンであるのは間違いなさそう。まだキャラクターの全貌がはっきりしないので、しばし見守りたいと思います。
ちなみに、インタビューによると、俳優たちにとっても「秘密の森」の脚本は、負担感が大きいほどセリフの量が多いんだそうです。
ほかの撮影現場とは違う集中力が必要な作品、ということですが、シーズン1にも輪をかけて、シーズン2のセリフは長くて難しく、俳優たちも驚いたそうです。
なお、メイキング映像によると、ドラマのキャラクターとは違って、現場ではとても気さくで、おちゃめなチョ・スンウ。
しかし、本当に一瞬で役に入り込んでしまう集中力があり、カットの声がかかると一瞬で寡黙なシモクに変身する姿が印象的でした。
ペ・ドゥナとも、本当に仲の良いチングという感じです。
制作発表会での様子。

「秘密の森2」監督・脚本情報

「秘密の森2」では、実はシーズン1から監督が変更になっています。

監督:パク・ヒョンソク(「むやみに切なく」「王女の男」)
脚本:イ・スヨン(「秘密の森」)
シーズン1のアン・ギルホ監督は、9月からスタートするパク・ボゴムの「青春の記録」の監督を務めたため、撮影が同時期にかぶってしまったのかなと推測します。アン監督と比べると、今回の監督は大きなヒット作の経験が少ない印象。
それもあってか、手厳しい韓国視聴者からは「演出がイマイチ。前作の監督が良かった」などの指摘も出ていますが、後半になればなるほど面白くなるのが「秘密の森」シリーズなので、引き続き楽しみに見守りたいと思います。
ちなみに、脚本はシーズン1に引き続き、イ・スヨン作家。
この方、実は「秘密の森」がデビュー作なんですよね…!会社員を辞めて、図書館に通って書いていた作品が「秘密の森」で、数話書いている時点で、ドラマ化が決まったんだそうです。(デビュー作でこのクオリティは凄い!!)
今回、ドラマの冒頭のナレーションでも、ポスターでも書かれていたこのメッセージ。

沈黙を望むのものは、誰もが共犯である

HPの「企画意図」にも、作家の熱いメッセージが書かれています。

このドラマを書いている2019年にも、多くの改革案が依然として議論されている。
どちらに結論が出るかわからないが、私たちはとどまらない目や耳になることができる。
(中略)
一握りの希望は、数百の絶望よりましだという信念の下、立ち止まらず、傍観者ではなく参加者になる気持ちで、もう一度ドラマを始めます。
つまり、今回扱うような問題について、視聴者がドラマを見ることで、このような問題を他人事ではなく我が事としてとらえ、傍観者ではなく参加者になるきっかけにして欲しいという作家の熱い想いが、このドラマには込められているんですね。
今はまだ、登場人物たちの関係や、物語の背景を理解するのが精いっぱいですが、後半、この辺りのメッセージがより色濃く出てきて、前作のような感動を味わえることを期待して、最後まで視聴したいと思います…!
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「秘密の森2」日本放送についての情報

「秘密の森2」については、シーズン1に続き、Netflixで配信されることが決まっています…!(パチパチ)
日本での配信は、韓国での放送終了後の10月11日からのようです。

是非、それまでにまだシーズン1を見ていない方は、ぜひ視聴しておくことをお勧めします。
ネタバレしない範囲で、感想や視聴率などは、Twitterでも配信していますので、気になる方はフォローしてみてください。

まとめ

ということで、「秘密の森2」をご紹介しました。韓国ドラマの中でも、代表的な社会派ドラマで、骨太のメッセージ性を持った作品。長セリフに耐えられる、演技派俳優ばかりが出演していて、見ごたえがあります。

シーズン1を見ていない方は是非、Netflixで見てみてください。シーズン1を見たファンの方は、是非10月まで楽しみにお待ちください!

「秘密の森2」を観始めた方は、是非こちらの記事もご覧ください

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비밍의 숲(秘密の森2)
韓国放送:2020年8月15日~
tvN 土・日ドラマ 21:00
公式HP
*画像はすべてtvNよりお借りしました。
Misa執筆雑誌:”最旬ロケ地SPOT”のコーナーを担当しました!
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