「賢い医師生活シーズン2」制作発表会に見えた作り手と視聴者の「親密性」

韓国在住
K-dramaライターMisa
「賢い医師生活シーズン2」制作発表会の映像から、印象的だった内容を中心にご紹介します!

 

目次

「賢い医師生活 シーズン2」制作発表会

「賢い医師生活 シーズン2」の放送を6月17日に控え、6月10日にYou Tubeでライブ配信された制作発表会。
ものすごく内容の濃い良い制作発表会だったので、シーズン2を待ち望んでいる皆さんのために、内容を詳しくご紹介したいと思います!

本編の動画はこちら(字幕はありません)

*訳は意訳が含まれます&全質問は網羅していませんが、ご了承ください〜!

「賢い医師生活」についての基本情報を知りたい方はこちら(シーズン1についての記事)
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シンPDの作品づくりに対する想い

Q:シーズン1と2の違いとは?

シンPD)要約してみると、私たちが、最初に出したティザー映像がまさにその答えになると思います。

こちらがそのティザー映像、第一弾。

もっと強力に帰ってきた!今回はアクションだ!2021年超特級メディカルブラックバスター!
…を期待されたとしたら…そんなものはありません…!
いつもどおり、これまでと同じささやかで平凡な話。ちょっとだけさらに深く、ちょっとだけさらに温かく。

というメッセージが込められた映像でした。12話で終わったシーズン1の話の続きが、また13話から再開されるような、そんな雰囲気のこのティザーはとても印象的でした。

新しいシーズンとなると、私もイ・ウジョン作家さんも、クリエイターとしては欲が出てしまうものです。
「こんな事もできるんだ」というアピールもしたくなるし。

でもシーズン制の本質というものについて沢山考えました。私たちがやりたいことよりも、みなさんが観たいものに焦点を合わせることにしました。

基本的にシーズン1が持っていた情緒、雰囲気を基本にしながら、新しい話たちをもってくる形で、新しいことをやりたい欲を抑えて、シーズン1よりさらに深くなるように作りました。

違いを挙げるとするならば、「時間」だと思います。

ドラマの中で「◯年後」という表現はよくありますが、今回私たちは、実際にシーズン1から1年が経ったじゃないですか。

ドラマの中のキャラクターたちも、1歳ずつ歳を取り、その中で生じる、人生の深み、関係性の深みが、実際にも生まれているわけで。

視聴者の皆さんも実際に、シーズン1を観てから1年が経ったので、感じられる深さもまた違うのではないでしょうか。

「賢い医師生活」ファンが、何を求めていて、何に熱狂しているのか?をよくわかっていて、なぜシーズン制にするのか?という目的をぶらさない姿勢は、さすがシン・ウォンホPDです。

Q:実際に、シーズン制をやってみてどうか?

なお、俳優たちに対して「実際にシーズン制をやってみてどうか?」という質問もありました。

チョン・ギョンホ)シーズン制のドラマは初めてなんですが、すごく良かったです。

こんな素晴らしい人達と一緒に、素晴らしい台本で、家族のようなスタッフたちと一緒に作品を継続してできるということは、新しい作品をやるのとはまた違う気分でした。

2〜3年もの月日を、こうやって過ごせるというのは、格別で、ありがたく、嬉しい瞬間だと思います。

ユ・ヨンソク)シーズン2の台本リーディング、初撮影をした時がとても新鮮でした。普段なら台本を受け取った時、他の俳優たちがこれをどう演技するのか?気になるし、わからないし、緊張するものです。

でもシーズン2の台本を受け取った時、全部頭の中で各キャラクターの声が聞こえるんです。

そして台本リーディングに行ったんですが、緊張するより、長い学校の休みが終わって、久しぶりに会う友達たちのように、お互いに冗談を言い合ったり、ふざけたり。ドラマリーディングの場で、そんな経験は初めてでした。緊張した雰囲気で挨拶するのが普通なので。

また、初撮影の時も、時間が実際に6ヶ月以上経ったのに、昨日撮影してまた会った人たちみたいに、とてもラクでした。

シーズン1に引き続き、俳優たちがとても幸せない気持ちで、撮影をしている様子が伝わってきますね。

きっとこういった、時間を重ねたことによる関係性の質の変化、キャラクターや作品に対する俳優、スタッフたちの愛情の深さがまさに、シンPDのいう「さらなる深さ」を生み出すのではないかと思います。

Q:最近は、刺激的な内容がなくても視聴者を惹きつける秘訣はなにか?

最近は、刺激的な展開のドラマや、ダークヒーローによる復讐劇などが流行していますが、「賢い医師生活」はそういった作品とは真逆を行く作品。

刺激的な内容が無くても、「賢い医師生活」がこれだけ視聴者に愛される秘訣はなにか?についても質問がありました。

シンPD)秘訣については、実は私たちも作りながらいつも、知りたいと思っている部分です。視聴者のみなさんが何を求めているのか?をいつも想像しながら作らなければならないので、作品が愛されるだろうと確信を持って作品を始めたことは一度もないんです。

ただ、おっしゃるとおり、刺激的な作品が増えてきているので、もしかしたら疲労感があるのではないか?ということは思いました。

私自身も、歳をとりながら、観るのが辛くて心が痛いようなものよりも、コンテンツを見て、癒やされたいという気持ちが大きくなって、こういう作品を作ることになったのですが、多分、視聴者のみなさんも同じ理由で見てくださるのではないかと思います。

生きるのだけでも大変で簡単ではないのに…特にこの二年間は。だから、コンテンツからはなぐさめや、癒やしを得たいと考えられたのではないかなと。

このドラマではただ、人々が生きる様子を描いただけなのに、それに共感して「あ〜彼らも、自分も同じだな」と癒やされていたのではないかと思います。

Q:どんなドラマとして記憶に残ったら良いと思うか?

シンPD)「温かいドラマ」を作りたいというのは、いつもお伝えしていることですが、最近は特に(コロナのせいで)周りと距離をおいて、マスクで表情も見えずに生活しているじゃないですか。元々私たちが暮らしていた日常とは全く違うわけです。

私たちのドラマを観て「そうだ、私たちは元々はこうやって暮らしてたんだよな」と、思い出させてくれること。そんな日常を忘れないようにしてくれたドラマとして、記憶に残ったら良いと思います。

Q:シーズン3まで期待してよいのか?

シンPD)最初にキャスティングしたときから、俳優の皆さんには「シーズン3までは行くのではないか?」という話をしていました。

しかし、私たちもシーズン制を初めてやってみて、想像もしていなかった限界や疲れも見えてきました。もちろん長所も多いけど、短所というか…予想できてなかった様々なこと。

そこでシーズン2の台本リーディングのときに申し上げたのは、「シーズン3については、皆さんを縛らないことにする。元々は同じ季節に3年に渡ってやる計画だったが、シーズン3にとらわれずに、自由に他のスケジュールを入れてほしい。もし、ふとまたやることになったら、その時もう一度話しましょう。」ということ。

なので、今は具体的なシーズン3の計画はありません。

おそらくシーズン2も1以上に大きな評判になることが予想されますが、シーズン2に対する視聴者の反応を見る前から、このように考えていたというシンPD。

シーズン3を見据えるのか、見据えないのか?で、シーズン2の作り方も変わってくるでしょうから、シーズン2を始める前に、作家とかなり議論したのではないかと思われます。

視聴者が求めるものを常に意識しながらも、一方で冷静に「視聴者が満足する最高の水準のものを出せるのか?」を見極めて、判断を行っているのがさすがという感じです。

ファンとしては少し寂しい気持ちもありますが、視聴者の反応次第では、また判断も変わるかもしれないので、まずはシーズン2を思いっきり楽しみたいですね。

Q:シーズン1に続いて、週1放送を決断した理由は?

週2回放送が一般的な韓国ドラマ界において、週1放送という革新的な取り組みをした「賢い医師生活」。

シーズン2でも、この週1放送というやり方は継続されることになりました。「週1放送で残念だ」という視聴者の声もある中で、週1放送を貫いた理由についても質問がありました。

シンPD)シーズン1が、週1放送でうまく行かなかったとしたら、変えたでしょうね。私たちも沢山作って、週2放送でやりたい気持ちはあります。でも、一番大きいのは、私もイ・ウジョン作家も、生きていこうと。このままでは死にそうだから(笑)実は、それが一番大きな理由でした。

制作環境はどんどん大変になっているし、労働環境の変化(労働時間厳守の流れ)も起きているし、制作費も考えなけばいけない状況の中で、「新しいやり方を生み出さなければいけないのではないか?」という事も考えたし、自分自身も「作品のフォーマット自体を変えなければ、新しい考え方が出来ないのではないか?」と思った部分もあります。

制作しながら、週1だから生まれた余裕、時間が生まれたからバンドの練習もできたわけで。

そんな長所を実感したので、今後また週2に戻るということはないと思います。週1でなくても、コンテンツごとの性格に合わせて、またチャンネルの特性に合わせて、多様な形式がたくさん出てきたら良いと思います。

Q:次に新しい「賢い◯◯」シリーズを作るとしたら?

シンPD)もともと「賢い監房生活(刑務所のルールブック)」と「賢い医師生活」について同時に議論していたんです。

その時はじつは、「賢い医師生活」は別のタイトルだったのですが、「賢い監房生活」をやりながら、実は、医療ドラマというと浮かぶイメージを脱したくて、「賢い監房生活」で描いたような人々の群像、何気ない日常、些細な出来事たちを描く作品だ、ということを伝えたくて「賢い医師生活」というタイトルにしたんですよね。

次も、同じような世界観で、異なる人々の話を描くとしたらまた「賢い◯◯」になるかもしれませんね。私が最近、何年間も関心があるのは、じつは若い子たち。小学生ぐらい。「賢い小学生生活」?そんなことを1人考えています。

99ズにとっての「賢い医師生活」とは

Q:シーズン1が終わって皆が恋しくなかったか?再会してどうだったか?

チョ・ジョンソク)「恋しい」というより、「いつも一緒」という感じでした。よく「皆に会いたくないですか?」という質問をそれぞれが受けていたようですが、本当に恋しくならないぐらいに、良く連絡を取り合っていたし、会っていたし、そんな感じだったんです。目を見ただけで気持ちがわかるような、本当にそれぐらい近い関係になったと思います。

ユ・ヨンソク)視聴者の皆さんにとっては、シーズン1が終わってから長いブランクがあったと思いますが、私たちはシーズン2を準備しながらバンドの練習をしたり、それ以外でもSNSのグループでもみんなでずっと話をしていたので、「会いたい」「恋しい」そんな感じでは全然なかったんですね。

チョン・ミド)SNSでチャットもしたし、グループ電話もしたし、ビデオ通話もしたし…オフラインで会えない時も、色んな方法でコミュニケーションしていたので、「久しぶりに会えて嬉しい」という感じは実は全然有りませんでした。

チョン・ギョンホ)本当に「会えて嬉しい」という感じより、常に一緒に居た感じでした。最近は数日離れているだけでも、残念なくらいずっと一緒に居ます。

キム・デミョン)私は、いつも会えて嬉しかったです(笑)撮影が終わっても、バンドの練習もあったし、とても良い時間でした。

Q:バンドの実力に変化はあったか?

キム・デミョン)実力はわかりませんが、楽器に慣れるのが精一杯だったシーズン1と比べると、曲を覚えるのにかかる時間が短くなったのはあると思います。ものすごく伸びたということはなくても、少しでも息が合ってきた、という部分はあるのではと思います。
チョ・ジョンソク)本当にそう思います。曲をもらって習得する時間が早くなったこともあるけど、楽器を演奏するそれぞれに雰囲気がでてきたと言うか、良くなったと思います。なので、期待していただいてもよいのではないかと思います。

ユ・ヨンソク)最初は1曲仕上げるのに3ヶ月かかる時もあったし、合奏するのに1ヶ月以上はかかる事がとても多かったです。

それくらい慣れなかったんですが、今は楽譜をもらってすぐ次の週に合わせることもあるし、「これは自分たちができるか?」と思うような曲も、監督は「もう十分にできるじゃないか」と言って、なんてことないように、やることになったりします。

しかも、それをまた、僕たちもやってのけちゃうんです。自分たちでも、多少驚きながらやっています。

チョン・ミド)だから、監督もどんどん難しい曲ばかりをくださって…(笑)

チョ・ジョンソク)でも、だからといって、僕たちはものすごい実力者なわけじゃないんです。それを念頭に入れてみて頂けたら…(笑)でしょ、ギョンホさん?

 チョン・ギョンホ)そうです。ドラマがシーズン1との繋がりがあるわけじゃないですか。だから、ジュンワンが突然ギターを上手に弾くわけにはいかないと思って…そうしないとリアリティが落ちると思って。適度に練習しています(笑)

シンPD)まず、最初に整理しておきたいのは、曲はあくまでイ・ウジョン作家が選んでるんですよ。僕がいじめようとして難しい曲を選んでるんじゃないです(笑)

でも、さっきおっしゃったように、本当に曲を習得するスピードがものすごく早くなったと思います。冗談で「今日渡して、明日撮影してもよさそうだ」というぐらい、「難しい」と言いながらも、楽譜を渡した次の週には合わせて、完成させてしまうので…僕たちも欲が出ますよね。難易度のある曲をやってみたくなる。

一番変わったのは、スピードもそうですが、楽しんでいる雰囲気。前はとにかくやらなきゃという感じだったのが、チョン・ギョンホさんはまだそんな感じがあるけど…(笑)それ以外の皆さんは、音楽を楽しんでいるような感じがでてきました。

ユ・ヨンソク)最近、合奏していると、監督はドラマの監督ではなく、音楽会社のプロデューサーさんのような感じなんですよ(笑)音楽にも造詣が深い方だから。だからとても面白いんです!

シンPD)皆さんの期待値もどんどん上がっているので、私もプレッシャーを感じるんですよ。それから練習しているのを観ていると、一部分だけを使ったり、フルショットで終わらせてしまうのが申し訳ない気持ちになるんです。

とてももったいなくて、申し訳なくて…頑張って用意したものを少しでもカメラに収めようとすると、だんだん撮影が大変になるんです。演技意外の部分で、これだけ苦労させていることに、いつも申し訳なく、ありがたく思っています。

Q:キャラクターと一番似ているのは?似ていないのは?

ドラマのキャラクターと、性格や雰囲気の近い俳優を選ぶために、端役まで全員ひとりひとり会ってキャスティングをすることで知られているイ・ウジョン作家&シン・ウォンホPD。「99ズの中では、一番キャラクターと似てるのは?似ていないのは?」という質問もありました。

 チョ・ジョンソク)一番似ているのは、キム・デミョンとソッキョン。一番似ていないのはチョン・ギョンホとジュンワンだと思います。

ギョンホさんは、実際には、とても柔らかく、優しくて愛嬌が多い人。ジュンワンのツンデレとはギャップがあると思います。

僕もイクジュンと似てると言われますが…どうでしょう?

でも、元々はそうではないんですが、1年以上イクジュンというキャラクターを演じていると、だんだん自分がイクジュンに似ていってるのでは?という感じはあります。プロフェッショナルとして…(笑)

ユ・ヨンソク)私自身もキャラクターと似ている部分があるし、そうでない部分があると思っていたのですが。これは皆そうですが、本当にそれぞれがキャラクターにだんだん似ていっている感じはあります。なので、僕たち5人が集まっていると「ドラマと全く同じだね」と言われることが多いんです。

チョン・ミド)私も皆それぞれ似ていると思いますが、ひとり選ぶとしたらデミョンさん。自分で「作家さんはウチにカメラを設置してるのかな?」というほど、ソッキョンに似ていると思います。

キム・デミョン)いや、皆さん誤解してるんですよ(笑)僕はとっても外交的で、陽キャラなんですが、皆さんにはまだ見えてない姿がたくさんあるんですよ。でも僕自身も、自分の中に隠していた自分の姿を、全部吐き出せるような作品なので、個人的にもとても幸せです。「キム・デミョンを演じているヤン・ソッキョン」なのではないか?」と思うこともあるくらいです。

SNSで募集した視聴者からの質問

Q:イクジュンを演じてよかった点は?

いつもふざけているようで天才医師。器用に見えて不器用な部分もある、独特なキャラクターイクジュンを演じたチョ・ジョンソク。

チョ・ジョンソク)個人的には、とても楽しくて幸せです。イクジュンというキャラクターを作ってくれた作家さんに本当にお礼をしたいほど、「こんな奴がいるのか?」「こんな奴が居たら良いだろうな」と思うほど、とても楽しくて幸せなんです。こんな人物を演じているという自分自身も誇らしいという感じです。

そして俳優としては、演技ができる方向性が多方面に開かれているのがとても良いと感じます。立体的に思いっきり表現できるキャラクターなので、演技する時に興奮もするし、興奮しすぎて時々ケガしたりもしますが…(笑)

「賢い医師生活2」公式グッズ

Q:子どもたちとの撮影のエピソードは?

小児外科医を演じたユ・ヨンソクには、子役たちとの撮影についての質問がありました。

ユ・ヨンソク)子どもたちと撮影をしながら、「自分は本当に子どもが好きなんだな」ということを感じました。子どもたちと演技をすると、大人と一緒に演技するときとは違う表情やリアクションが自然と出てくるんです。

でも、4歳以下になると、一緒に演技の呼吸を合わせられない状況になります。なので、僕一人、人形に対して演技しているときもあるんですね。

そんなところは面白いし、本当に子どもたちからは、リアルな生きているリアクションがでるんですね。

監督もまたそこに絶妙なディレクションして、カメラに収めるんです。その映像をあとから見ると、それはもう一つも作られたものではなく、リアルなそのものなんです。

それから、スタッフさんたちは、子どもたちのためにあらゆる準備を完璧にされています。

子役のコンディションに合わせて、お菓子や映像、おもちゃなど、子どもを集中させるためのすべての準備がされていて、よく出来た時のご褒美もあります。

監督は惜しむこと無くそういったものを全部準備されます。

シンPD)他の皆さんも全員「キャスティングよくやった」と思う素晴らしい皆さんですが、特にヨンソクさんは「この役はヨンソクじゃなかったら、どうしてたんだろう?」と思うくらいに、子どもと撮影するというのは本当にとても大変なんことなんです。子どもたちのコンディションに合わせなければいけないから。

でもヨンソクさんは、ひとかけらもイライラすることなく、全部受け止めてくれます。子どもたちと一緒に遊んであげて、スタッフがやらなければならないような部分まで、休憩時間も子どもたちと仲良くして関係を作りながら、そうしてくれたから撮影が可能だったんです。

もし、今後どなたかが小児外科をメインとしたメディカルドラマを作ることがあれば、賞を差し上げなければならないほど、それくらい難しいことなんです。

Q:お気に入りの呼び名は?どんな呼び名で呼ばれたいか?

ミュージカル俳優として有名で、本格的なドラマシリーズは初めてだったチョン・ミドには、シーズン1で付けられた呼び名についての質問がありました。
韓国では、”ミドリン”、”野望スズメ”といった別名が付けられていました。

チョン・ミド)呼び名が多いのは良いことでしょうか…?(笑)ジョンホさんと一緒に「モッケビ」というのもあったんですが…また新しいシーズンで呼び名ができるでしょうか。なにしろ”野望スズメ”が強烈なので、、、キャラクターじゃなくても、それぞれのケミに名前がついたら良いですね。

Q:他にやってみたかったバンドポジションは?

皆の話しぶりから、5人の中で、最もバンド演奏に苦労したと推測されるチョン・ギョンホ。質問もバンドに関するものでした。
「このポジションだったら、もっとうまくやれたのにというポジションがありますか?」と若干イジられ気味の質問に対しては…

チョン・ギョンホ)え〜僕の体には、音楽というものがないようです(笑)

上手い返しで、皆を爆笑させました。

今のポジションに満足していて、幸せです。それから僕は演奏する時、自分のことで一杯で他の皆の演奏が見えてません(笑)自分のギターしか見えてないので、他人を気にする余裕もありません。

Q:シーズン2での視聴者との約束は?

シーズン1の際には、視聴者に「友だちになりましょう」というメッセージを伝えていたキム・デミョン。

キム・デミョン)シーズン1で僕たちの友達になってくれたことに感謝します。そして、僕たちはもうある程度知っている友だちになったので、知っている人同士、深い話、楽しい話ができる時間になったらと思います。

シーズン2の内容に関すること

Q:シーズン2で新しく登場するキャラクターも野球選手の名前?注目のキャラは?

シーズン1で、人気の高かったアン・チホン先生がシーズン2には出演しないことがYou Tubeの動画で明らかにされて、視聴者がとても残念がったことを挙げながら、新しいキャラクターについても質問がありました。

シンPD)新しいキャラクターたちはもちろん登場します。実際の生活でも、会社で誰かが辞めたり、新しい人が入社したりするじゃないですか。時間が経つ中で、そんな変化がユルジェ病院にも同じように起こります。新しいキャラクターも登場するでしょう。

ちなみに、野球選手の名前かどうかについては、言及されませんでしたが、実はこれはシーズン1のときから、登場人物の名前が韓国の野球選手の名前と同じや似ている名前であることが韓国視聴者の間では話題になりました。

過去のシンPDのインタビューによると、登場人物があまりに多いので、名前を見てどの各科の所属なのか?をわかりやすくするために、各科を実在する野球チームに当てはめ、そこの所属する選手たちの名前をつけたんだそうです。

Q:今回も過去出演者のカメオ出演があるか?

シンPD)カメオ出演というのは、実はすごく負担の大きいものです。

私がいくら親しくて、作品を一緒にやった俳優でも、すでにもう違う作品なのに、その方々のスケジュールを割いて、その瞬間だけキャラクターを演じていただくわけですから。実は簡単ではないので、とても気を使って依頼をします。

「面白そうだから」ということだけで声を掛けたりすることはできるだけ避けて、このキャラクターがこれくらい注目されたら良いと思う場合や、このキャラクターに本当にあの俳優が似合いそうだ、と思うときにだけ、お願いをしています。

もちろん話題性という意味ではとても助けになりますが、場合によっては、迷惑にもなるので、気をつけて依頼をしています。

今回も、とても知名度が高い方でなくても、過去に一緒にやった演技が素晴らしい俳優たちが出てくれて、すでに何人か撮影を終えた方々も居ます。

Q:シーズン2の最大の見どころは?

キム・デミョン)多くの方が僕たちのバンド演奏で音楽を聞かせるのを楽しんでくれていたようなので、シーズン2でもそこを見どころとして選びたいです。

チョン・ギョンホ)シーズン1が僕たちの紹介だったとしたら、シーズン2ではさらに親しくなった”ケミ”や”友情”を期待していただいても良いと思います。

チョン・ミド)私は、患者たちのエピソード、私たちの感動させて、涙腺を刺激する…そんなエピソードたちを見どころに選びたいと思います。

ユ・ヨンソク)僕たち5人の教授以外に一緒に働いていたレジデントたち、フェローたちのの話もとてもおもしろく描かれていて、彼らがどう変化していくのか。その部分に期待して頂いても良いと思います。

チョ・ジョンソク)皆が言ってくれた以外に挙げるとしたら…キャラクターたちの関係の変化?何組かカップルがあるじゃないですか。ジュンワンとイクスン。ジョンウォンとギョウル。ソッキョンを好きなミナ。ウジュとモネ…。関係が変化していく部分が、とても面白く描かれるだろうという期待があります。個人的にも撮影しながらとても面白いです。

シンPD)シーズン制の最大の強みは「内的親密感」ではないかと思います。実際に1年の時間が過ぎたので、俳優たちの間の内的親密感、ケミ。スタッフとの関係性も同じく。

そして視聴者の方々との内的親密感が、1年の間に蓄積したと思うので、「知ってるあの子」「親しいあいつ」という友達のような親密感が大きくなったと思うんですよね。

なので、視聴者の方々にとっても、単なるドラマの中のキャラクターではなく「知ってるあいつの話」のように感じられるのではないかと思って。視聴者の方々も実際に見たら、そんな風に感じて頂けるのではないかと思います。

「賢い医師生活」キャストインタビューが満載!

まとめ

ということで、「賢い医師生活シーズン2」の制作発表会の様子をお届けしました!ポイントだけ紹介するつもりだったのですが、どの質問も深く、意味のある答えが多かったので、全てではないですが、結果、8割ぐらいの内容は紹介したかなと思います(笑)

今回、約1時間10分ほどの制作発表会だったのですが、通常、撮影開始して間もない頃に行われる制作発表会とは全く違う「親密感」が各所に感じられました。
シーズン1よりもさらに絆が深まった、俳優5人の関係性。そして、俳優と監督の関係性は、リラックスした雰囲気と会話の中から伝わってきました。俳優たちから「幸せです」という発言が多かったのも、とても印象的でした。

また、記者たちから事前に集められた質問の質も良かったと思います。シーズン2なので新作と比べたら踏み込んだ質問になることは当然といえば当然かも知れませんが、各質問には、作品のファンの一人としての愛情が感じられるものが多くありました。

SNSを通じて事前に、視聴者からも聞きたい質問を受け付けていた点も、視聴者を大切にするシンPDらしく、画期的な取り組みだったと思います。

そう、この作り手同士の関係性、そして作り手と視聴者の関係性の深さ、この「親密感」こそが「賢い医師生活」の最大の魅力。

そして、韓国ドラマが今後さらに、深い視聴者体験を通して人々を熱狂させ、そこにビジネスが生まれていく、モデルケースとなるような作品だと思います。

シーズン2が終わる頃には、また私たちはどれだけ深くこの作品にハマってしまうのでしょうか…(笑)
本当に放送開始が楽しみです!

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*画像はtvNとYouTubeからお借りしました