こんにちは、ソウル在住ブロガーMisaです。ヒョンビン&パク・シネの「アルハンブラ宮殿の思い出」が韓国での本放送が終了しました。
初回レビュー記事で書いたように、「名作なのか?駄作なのか?」と思いながら、最後まで観ましたが…
いや~、結末にひっくり返りそうになりました!!笑 こんな終わり方、見たことない。。
日本では、「ヒョンビンかっこよかったし、まあアリかな」という感想も見かけましたが…
(日本の皆さん、優しすぎませんか!?笑)韓国のネットは相当荒れました。笑
このドラマの結末がびっくりだった話は、しばらく韓国人の友達との間でホットな話題になったほど。
リアルタイムで見た人たちは「見終わった夜、憤慨して眠れなかった!」という人も多かったです。(私もそう!!)
放送後の深夜1時すぎの検索キーワードで、「アルハンブラ宮殿の思い出 結末」が2位に(私もおかげで2時ぐらいまで眠れなかった…笑)
でも、このドラマに対しての韓国ネットのコメントがとっても的を得ていて、面白かったんです。
ドラマは残念だったけど、みんなのコメントが面白かったおかげで、スッキリしました。(笑)
韓国のネットのコメントって、ほんとすごいパワー。(笑)
ということで、今回は、
まだ見てないけど、そんなにザワつく結末って!?と興味がわいた方へ
⇒(極力ネタバレなしで)どういう点でネットが荒れたのか!?
すでに見て、私のようにモヤモヤしている方へ
⇒(ネタバレありで)韓国でのネットの盛り上がりを見て、少しスッキリしていただく
という趣旨で、書いてみたいと思います。
*あくまで「観おわってモヤモヤした方向けに、韓国で多かった視聴者の声を紹介してスッキリしていただく」という趣旨の記事なので、
「面白かった」という方は、ここでページを閉じていただくことをおすすめします。
(作品の解釈は人それぞれであり、紹介する内容はあくまで主観的なものです。)
なお、「そもそも、どんな内容?」という方は、こちらの初回放送後のレビューをご覧ください。
One more Korea
アルハンブラ宮殿の思い出をこれから観る人向け!韓国での視聴者の反応や視聴率、キャスト情報などを、韓国でリアルタイム視聴し…
長くなりますので、もくじをご活用くださいね。
※ネタバレありのところは、マークを付けます。
何が衝撃だったのか?(極力ネタバレなし)
放送を見終わったあと、私の第一声は「これ…何!?これで終わり…????」
どんな風な終わり方だったのか簡単に説明すると…(あくまで「極力」ネタバレなし、なので絶対ネタバレしたくない方は、ご遠慮ください。。)
衝撃1)広げた風呂敷は、ほとんどたたまれずに終わった
現実の世界とゲームの世界が入り混じって、様々な不思議なこと起こった。
視聴者は様々な想像を膨らませて、謎解きが行われることを期待したが、結局最後までほとんどの謎が説明されずに終わった。
⇒起こったことは全てゲームで発生した「バグ(=何らかの原因により、システムに生じる誤り・問題)」だった、と理解するしかないような結末だった。「これまで観てきた時間返せ~!」と言いたくなった視聴者多数。
衝撃2)ラブストーリーも納得いかず…
そもそもラブラインが弱すぎた。とってつけたように、途中から少し進展したが、明らかにボリュームが、ゲーム>ラブだった。(これによりかなりの女性視聴者が脱落)その上、そもそも最終回は、特にヒョンビンの出演時間が短く、ファン激怒。
衝撃3)最終話、余計なシーンが多すぎ
まず「トレタ」「SUBWAY」の宣伝を狙ったシーンが多数登場。さらに、サブのキャラクターたちのどうでもいい話に時間が割かれた。
⇒メインのストーリーと恋愛を終結させること諦めて、余った尺を使うため?かと思うほど余計なシーンが多かった。これにより、視聴者の不満爆発。
*日本版でも間接広告あったんでしょうか。。無ければシーンが成り立たないほど組み込まれていたので、おそらくあったのではと予想しますが…。
はあ…。素敵なヒョンビンの写真でいったん癒されましょう…(笑)
ということで、結末自体もさることながら「特に最終話がひどかった」というのもあり、韓国のネットは騒然としました。
「作家さん、最後、筆投げました…??」と感じるくらいの中途半端な終わり方。こんな結末、韓国ドラマ史上、見たことない…。
最終話のヒョンビンの出演シーンがあまりに少なかったため、「台本がひどすぎて、ヒョンビンが最後に撮影を放棄したのではないか!?」という憶測まで飛び出していました。真実はわかりませんが、そうだとしてもおかしくない終わり方です。
まさか…!?
さらに、個人的にもう一つ憤慨したポイントがこちら。エンドロールが終わって、最後に「ご視聴ありがとうございました」が出る前のこちらのメッセージ。
世界を変える魔法は、科学技術ではなく、人に対する信頼である
え〜っ、、ストーリーをちゃんと収束されられなかったのをごまかすような、とってつけたようなメッセージ。。
作家もよくこれで終われたなと思うし、プロデューサーもよくこれでGOを出したなあ…と思います。。
これって確か事前制作(放送前にすべて撮影が終わっている)だったと思いますが、自分がスタッフなら、最終回を迎えるのが憂鬱で仕方なかったはず…。(考えただけでも怖い)
シネちゃんは頑張ってSNSで宣伝してましたが…
さらに今回、「現地放送直後にNetflixで全世界で見られる」という画期的な取り組みもされていたのですが、おそらくこのキャストであれば、キャストと題材が決まった時点で(結末の台本が出来上がる前に)権利は売買されていたのでしょう…。
こんな結末になることが見えた時点で、他の作家の力を借りるとか、何とかできなかったのかなあ…。
ビジネス的には最初に売れてしまえばよし、なのかもしれませんが、こんな風にドラマファンを裏切ってしまった罪は大きいと思います…。(日本のみなさん、もっと怒っていいですよ!!笑)
途中までは、ゲームの長さが気になりながらも、「続きが気になる!」って感じで楽しく見られたんですけどね。結末さえちゃんと作られていれば…残念です。
はあ…。シネちゃんの笑顔で癒されましょう…。(笑)