映画「君だけが知らない」とは？
韓国で2021年4月21日に公開された映画「내일의 기억(明日の記憶)」。
主演は「サイコだけど大丈夫」で日本でも有名になったソ・イェジと、映画「シルミド」などで知られるキム・ガンウ。
↓こちらは韓国公開時のポスター
＊NAVERからお借りしました
コロナ禍の公開でもあり、私も韓国での劇場公開は見逃したのですが、今回日本で10月28日に「君だけが知らない」という邦題で日本公開されるということで、試写で見せていただきました。
とはいえ、面白くなければ決してブログでは紹介しないのですが・・・観てみたら隠れた良作でした！
決して派手な映画ではないのですが、主演二人の細やかな演技に引き込まれているうちに、ストーリーが急展開。
観てる間にも「え、え？」と真実が二転三転するサスペンスなのですが、最後には単なるサスペンスとはまた違う余韻が残ります。
映画としては短めの尺（100分：日本公開版）なので、ドラマ好きの方も見やすい感じ。サスペンスドラマがお好きな方におすすめです。
「君だけが知らない」あらすじ
「君だけが知らない」は内容的には、スリラー・サスペンスジャンル。詳細はネタバレになるので、概要だけご紹介したいと思います。主人公は、事故に遭って、記憶を失ってしまったスジン(ソ・イェジ)。
自分が何者かも思い出せないスジンを献身的にサポートするのは、夫のジフン（キム・ガンウ）。
・・と、本当にこれぐらいの基本情報だけで観ていただきたいので、あとは劇場にてご確認ください！
ちなみに、一つだけ大事なポイントをお伝えすると、この映画の原題。原題は、내일의 기억（明日の記憶）。
「明日」なのに「記憶」？ 一見、相反するようなキーワードが組み合わされているのはなぜか・・？
ちょっとしたセリフ、カットに伏線がはられているので、ドラマ考察族の皆さんは、細かいところまで注目してください。
観終わると、この原題の意味がよくわかるので、頭の片隅に入れておくと面白いです。
「君だけが知らない」キャスト
個人的にこの映画で良かった点は、まず俳優の演技。
やはり日本では「サイコだけど大丈夫」の強烈なキャラクターのイメージが強いソ・イェジのナチュラルな魅力と演技力を感じることができます。
↓「サイコだけど大丈夫」コ・ムニョンとは180度違うキャラクター。ナチュラルなメイク、衣装でも抜群のスタイルと、独特な魅力が光ります。
そして、私はこの映画で、キム・ガンウの魅力にハマってしまった〜〜！
キム・ガンウは、どちらかというと映画出演のほうが多く、日本でもドラマ好きの方にはまだあまり知られていないかもしれません。
（映画「シルミド」「ニューイヤー・ブルース」など、ドラマだと「工作都市」「99億の女」などに出演）
今回この映画では、キム・ガンウという俳優の表現力が、間違いなく作品の柱になっています！
私もキム・ガンウが主役級で出演する作品を観たのは初めてだったんですが、映画全編を通じて見せる様々な表情に「こんなに演技が上手な俳優だったのか！」と引き込まれました。（特に最後のシーンは、何度観ても素晴らしい演技・・・！）
この作品を通じて、日本でもキム・ガンウの魅力にハマる人が増えるといいなと思います。
そして、主役以外のキャストにも注目。
特に、キム・ガンフン、ヨム・ヘランという「椿の花咲く頃」の二人も出演しているのは、椿ファンとしては嬉しい限り！！！
ちなみに「椿の花咲く頃」で二人が大ブレイクする前に、キャスティングしたんだそう。
特に、ガンフンくんは、ここ数年成長期で見るたびに成長していて、今やすっかり青年俳優になりましたが、この作品では、「椿の花咲く頃」ピルグ時代のガンフンくんが観られます！！！
「君だけが知らない」ソ・ユミン監督
「君だけが知らない」の監督は、本作が長編映画監督デビューとなるソ・ユミン監督。
＊NAVERからお借りしました
「八月のクリスマス」で知られる名匠ホ・ジノ 監督の元、助監督や脚本を手掛けたのち、本作で長編監督デビューを飾った方です。日本でもペ・ヨンジュン主演で話題になった「四月の雪」や「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」の脚本家でもあります。
どちらかというと、これまで恋愛作品が多いイメージでしたが、監督デビューはサスペンス作品。
脚本家としてのキャリアが長いだけに、今回の作品もストーリーや設定は細かく練り上げられており、色んな所に伏線がはりめぐらされているので、一度観た後にもう一度見ると、多くの発見があります。
「君だけが知らない」韓国での評価
「君だけが知らない」の韓国での評価について、NAVERでの評価を紹介しておきます。
動員数：33万人（2021年4月公開〜現在）
韓国では、公開時期がコロナ渦真っ只中だったため、動員数が伸びず。また、タイミング的にソ・イェジの個人的なスキャンダルと時期が重なってしまったことにより、残念ながら、映画そのものの純粋な評価が、話題になりにくかった作品でした。
観客評価は、9点を超えれば高評価、8点台が平均、7点以下だと低めという感じ。
そんな中でも、観た人々の観客の間では評価が高かった作品と言えます。
レビューを見ると、やはり私のようにキム・ガンウの魅力にハマる人続出！そして、緊張感のある展開に没入した！という声が多いです。
「君だけが知らない」日本公開に関する情報
「君だけが知らない」は、2022年10月28日(金)から日本全国でされます。（シネマート新宿など）
公開する劇場や、チケットの購入などは、こちらの公式サイトをご確認ください。
最後に
ということで、「君だけが知らない」のあらすじ・キャスト・韓国での評価・日本公開情報などについて紹介しました！
サスペンスですが、残虐すぎるシーンなどもなく、友達同士でも気軽に見られるタイプの作品です。サスペンスドラマ好きの方にもおすすめです。
日本でもスター俳優が出るような映画だけではなく、こういう演技と脚本がしっかりした良作映画も、日本で広まって欲しい！是非、映画館で見てみてください〜！
・邦題：「君だけが知らない」／英題：Recalled
・韓国公開日：2021年4月21日
・上映時間：100分（日本公開時）
・日本公開：2022年10月28日
・監督・脚本：ソ・ユミン
＊画像：©2021 CJ ENM. All Rights Reserved.
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