「椿の花咲く頃」韓国ドラマ史に残る名作!:韓国視聴者反響・ヒットの理由は?/放送終了後感想①

 
ソウル在住
ブロガーMisa
今週ついに「椿の花咲く頃」が韓国で最終回を迎えました。Twitterでも放送後すぐに紹介したんですが、いや~これ、すごい作品でした!!

特に、後半になるにつれて、どんどん脚本と役者の演技が冴えまくり、見始めた時には想像しなかったような感動的なラストとなりました。最終回の秀逸さは、少なくとも私が見たドラマの中では、歴代No.1といってよいほど。

終わりになるにつれて、それまで何でもないと思っていたセリフやアイテムが、全て伏線だったことがわかったり、作家がこのドラマを通じて何を表現したかったのかが明確になってきて、韓国のネットでも脚本家を絶賛する声が多かったです。

視聴率も、最終回は23.8%を記録し、周りの韓国人の友人もみんなハマって見ていたので、今年最大の話題作と言っても過言ではないかと思います。

私は韓国在住で、リアルタイムで本作品を観たのに加えて、

NEVERでの視聴者レビュー
公式サイトでのメイキング・関連動画視聴(韓国国内のみ視聴可能)
制作発表会、打ち上げ、役者インタビューの各種動画

などを一通り見て、作品にどっぷりハマりましたので、それを踏まえてこの記事では、特に韓国での反響や話題になったことを中心に紹介したいと思います。日本で観られる方の参考になれば嬉しいです。

 
Misa
本記事では、これからドラマを観る方へ向けて、まずはネタバレなしで、韓国での反響などをご紹介します。(見終わった方も、まずはこちらの記事からご覧いただければと思います。)

韓国での視聴率・反応

「椿の花咲く頃」の韓国での視聴率ですが、

初回:6.3%
最高:23.8%(最終話)

を記録しました。初回から多少の浮き沈みがありながらも、緩やかに上昇して行って、最終回で最高視聴率を記録しました。最近は、視聴率を20%を超えるドラマはなかなかないので、これはかなりヒットです。

また、韓国でも放送後すぐにNetflixで観ることができたので、Netflixで観ていた人を含めると、もう少し数字は上がるでしょう。
私の周りでも、普段からドラマを観ている人なら、ほぼみんな視聴していた感じだったので、かなり人気のあったドラマだったと言えるでしょう。
毎週水・木は、「今週のトンベク観た〜??」がお決まりの話題でした。
なお、ネットの書き込みを見ると、10〜20代の若い世代というより、人生の中である程度の経験を重ねてきた世代が特に共感しやすく、30代以降をメインとして、おばあちゃん、おじいちゃん世代まで、幅広い世代の世代がハマっていました。「人生ドラマ」として、大人を中心に支持された作品だったと言えます。
韓国での反響をリアルにお伝えするため、NAVER上での視聴者の書き込みの一部を紹介したいと思います。
韓国視聴者の声

こんなに温かくて余韻が残るドラマは生まれて初めて。私たちの人生にたくさんのメッセージをくれたドラマでした。

韓国ドラマの新しい幕開けだ。大金をかけたり、派手な仕掛けが無くても、良いシナリオと基本がしっかりした演技者が視聴者の心を躍らせることができるということをこのドラマが証明した。これでよいドラマの基準ができたと思う。

こんなドラマをもっと作るべき。こんなドラマを観ながら暮らせば、世の中ももっと温かくなりそうだ。

(NAVERより一部抜粋&意訳)

いや~!ほんとその通り!!!「良いドラマ」の定義を再確認できた作品だったと思います。

「椿の花咲く頃」はこんな方にオススメ!

というわけで、「椿の花咲く頃」は、よくありがちな「恋愛中心でわかりやすくキュンキュンする」タイプの作品ではありません。また、中盤までは、のちに後半につながる伏線がちりばめられてはいるものの、その時点ではそんなに意味があるものだとわからないため、途中、少し展開がゆっくりに感じられる方もいるかもしれません。

ですが、後半になるにつれて気が付けば謎解きの部分に夢中になり、それが解決すると終わりかと思いきや、それまでちりばめられていた伏線が回収され、作家のメッセージとともに感動的なラストを迎える、という感じです。

なので「家族・人生ドラマ」として是非最後まで楽しんでもらえたらと思います。

最後まで観たら、「観てよかった!」と満足することは間違いなしです…!

今までのありがちな展開のドラマに飽きてきた方や、メッセージ性のあるドラマが好きな方には特にオススメです。

ヒットの理由①作品に込められた温かいメッセージ

「椿の花咲く頃」が多くの視聴者の心を鷲掴みにしたのは、作品に込められた温かいメッセージ。

人は人にとっての奇跡になりうるのか?

脚本家のイム・サンチュン作家は、「椿の花咲く頃」を通じて、一貫してこの問いと、それに対する答えを描いています。
ドラマに出てくる人たちは、決して特別な人たちではなく、私たちの身近にもいそうな、そして私たち自身でもありそうな、普通の生活を送るキャラクターたち。
「人生ドラマ」といっても、特別な誰かが、並外れた成功をおさめるような話ではありません。
一日一日を一生懸命に生きる、一人一人の人生がいかに奇跡のようで、素晴らしいことなのかを、説教臭くなることなく、素晴らしい脚本と俳優たちの演技で表現しています。
はっきりしたメッセージ性がありながらも、決して重くなく、誰もが共感しやすい形に仕上げているのがこの作品が素晴らしいところ。

ヒットの理由②コメディとサスペンスのバランス

そして、この作品が作品の完成度が高いと評価される理由のもう一つが、温かいメッセージ性に加え、見る人を飽きさせないコメディとサスペンスの要素まで含んでいること。

温かいメッセージが込められた人生ドラマは、感動的なものの、作品のテンポやエンターテイメント性がかけてしまうことがあるのですが、「椿の花咲く頃」はそこにコミカルさとサスペンスの要素が含まれるのです。

名優たちが演じる魅力的でコミカルなキャラクターたちに、毎回、笑ってほっこりして「あー、今週も楽しかった」と思う頃に、意味深に差し込まれる殺人事件に関するシーン。このバランスが本当に絶妙でした。

1話の「えっ、殺されたのはもしかして、○○??」というところから始まり、実は壮大な過去の連続殺人事件と話がつながっていきます。

韓国では途中から、「死ぬのは誰か?」「犯人は誰か?」が話題となり、視聴者のネット上での推理合戦が始まりました。これが回を重ねるごとに、視聴率が上がり、視聴者がハマっていった理由の一つだったと思います。



前半は、視聴者はコメディとサスペンスの組み合わせで惹きつけられ、後半になると前半の伏線が徐々に回収されることで、作家のメッセージが伝わってきて大感動を呼ぶというこの作品の構成がなんとも秀逸で、他の作品に追随を許さない、作品としての完成度の高さと言えるでしょう。

なお「椿の花咲く頃」は、実は「Netflixオリジナル作品」ということで、Netflixが制作費を出して作った作品。そうなんです、実は、「放送したものをNetflixがいち早く公開している」のではなく、「Netflix制作作品をテレビで放送した」というパターン。

そのおかげで、間接広告がほとんどなかったのも内容に集中できた大きな理由の一つでしょう。(Netflix作品でも広告が多いものはありますが、広告を出さない、という選択肢を取れたのはNetflix作品の制作費によるところもあったのではと思います。)

ヒットの理由③ヨンシクの魅力

「椿の花咲く頃」のもう一つの魅力は、この素晴らしい脚本を、最高の俳優たちが演じたこと。

特に、韓国では、放送中にカン・ハヌル演じるヨンシクのキャラクターにハマる人続出…!

予想通り大大大人気に…!

ヨンシクのキャラクターについては、色々な表現で視聴者から愛されましたが、代表的なのは、「純朴セクシー」という名称。

田舎っぽくて、猪突猛進でちょっとおバカなんだけど、ふとした瞬間に見せる男らしさがセクシー、ということでこの「純朴セクシー」というキャッチフレーズが話題になりました。

このキャッチフレーズについては、カン・ハヌル本人にまで届いていたようで、インタビューで「”純朴セクシー”という呼び名についてどう思うか」と聞かれて、

「もちろん、僕が言い出したことではなく、意識してそうしたわけでもないんですが、見てくださる皆さんがどう感じるかが重要なので…似合うフレーズをつけてくださるのなら、面白いですよね」
と答えています。また他にもこんな表現も生まれました。
”촌므파탈(チョンムファタール)”
→ファム・ファタール(運命を感じるほどの魅力的な女)をもじって、「田舎臭い(촌스럽다)が魅力的な男」の意味

”폭격형 로맨스(ポッキョッヒョンロマンス)”
→爆撃形ロマンス

今までのカッコよくて素敵な主人公とは違う魅力で、世の女性たちをすっかり虜にしてしまったカン・ハヌル。

なお、インタビューにて、カン・ハヌルは、「ヨンシクと自身のシンクロ度は何%くらいか?」と聞かれて、
「出来る限り、100%になるように努力していますが…まあ、恋愛をしたら相手にストレートに愛情表現をするという部分は僕と似ていると思うので、60%ぐらいでしょうか。」
と答えていました。(そうなんだー!きゃー!笑)
この「猪突猛進」のキャラクターって、すごく演技力を求められると思うんです。うまく演じないと、わざとらしくて、くどい感じになってしまう…。「どの役を演じても、割と同じ感じ」になってしまうような役者には、演じられない役でしょう。
そこをうまく緩急つけて、人間味のあるキャラクターとして演じきれたのは、これまで様々な役をこなしてきた経験と、カン・ハヌル自身の人柄がにじみ出ていたのではと思います。
カン・ハヌル自身については、本当に人柄が良いらしく、どこからどう聞いてもいい人エピソードしか出てこないということで、「美談製造機」というあだ名があるほど(笑)いつも謙虚で、真面目で一生懸命な性格とのこと。
コン・ヒョジンも制作発表会の時に、
「美談製造機」で有名なので、実際はどうなのかと期待して現場に臨みましたが、本当にいつも一生懸命で、ポジティブで、周りの人たちにも「ヨンシク(カン・ハヌル)が本当に良い」と話してるんです。
と話していました。
今回実際の10歳の年の差を感じさせない、素敵なカップルでした。

ヒットの理由④強烈な脇役たち

そして「椿の花咲く頃」で忘れてはならないのが、脇役たちの存在。

とにかく演技派揃い…!子役のピルグまで凄い存在感。

ヒャンミ役のソン・ダムビさん。このドラマで人気が急上昇したうちの一人。今までもドラマで見たことがありましたが、元々は歌手なんですね。

コン・ヒョジンとも仲良さそうな様子がインスタなどで伝わってきました。

それから、何と言っても強烈だったのがオンサンのアジュンマ達。

一人一人が強烈なのに、みんなで集まると圧がスゴイ(笑)そしていつも、笑わせたりほっこりさせてくれました。

しかも、この舞台となる田舎町の人々の様子って、韓国人からすると決してオーバーすぎず、田舎だと実際に「あるある」な感じとのこと。是非、そういった部分も楽しんでみていただければと思います。

中でも、途中で出てくる옹벤져스(オンベンジャーズ)は最高すぎた…!(どんな感じで出てくるかは、ドラマをご確認ください…!)

 
 
 
 
 
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まとめ

ということで、「椿の花咲く頃」これから観る方向けに、ドラマの魅力をネタバレ無しで紹介しました。

なお、作品の基本情報(キャスト関連情報、脚本・監督など)については、こちらの初回放送後のレビューもご覧ください。

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すべて見終わった方向けに、ドラマの魅力をネタバレありで語り尽くしている記事もありますので、最終話で感動したら、ぜひまたブログにお越しくださいね!(笑)

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